上流に注意を払え!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 22:48 UTC 版)
公衆衛生では、疾病の管理と対策において、水難事故と比較することで、どこに注意を払うべきかを考察することがある。 ふと、流れの速い川の岸に立っていると、溺れている人の叫び声が聞こえてきました。そこで、私は川に飛び込み、彼に手を差し伸べ、岸まであげて、人工呼吸を施しました。溺れた人が息を吹き返すと、また助けを求める叫び声が聞こえてきました。再び、私は川に飛び込み、彼に手を差し伸べ、岸まであげて、人工呼吸を施しました。溺れた人が息を吹き返すと、また助けを求める叫び声が聞こえてきました。もちろん選択肢はありません。私は川に飛び込み、この繰り返しは果てしなく続きました。私は、川に飛び込み、彼らを岸にあげて、人工呼吸を施すだけで、精一杯でした。分かってください。 私には、上流に分け入って、どんな地獄が彼らを川に落としているのかを確認する時間なんてなかったのです。 この考え方のポイントは以下の2つである。 現在の医療は下流で努力している 本当の課題は上流にある より具体的な表現として、以下の標語を好む人も多い。 健康的な選択を、よりやさしい選択に またカナダ保健省は検証に基づいた選択が重要であり、上流であればよい、というのは妄信であるとしている。
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