上京と勘当
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/21 14:00 UTC 版)
1920年(大正9年)の春、県立高等女学校の教師ポストに空き席が入り、恩師・東本貞二の推薦もあり、図画の教諭として採用される予定であった。知らせを知った父・作太郎も喜びに沸く中、反面、田崎自身はこの時、新任地へ向かうべき切符は購入せず、恩師と父への申し訳ない想いを残しつつも、反対に東京行きの切符を購入し、ほどなくこれを知った厳格な父は、彼を勘当したという。なお、田崎はこの時の彼自身の心境を「偶発的ではあったが、久しく鳴動を続けながら耐えた火山が、必然的に一気に噴火した瞬間でもあった」と回顧している。
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