三木のり平との親子関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 23:19 UTC 版)
「小林のり一」の記事における「三木のり平との親子関係」の解説
父・三木のり平と仕事で何度も共演したが、私生活では三木は小林たちの育児に一切関わらなかったことから父子としての触れ合いはあまりなかった。本人によると「父と一緒に外出することや家族団欒で食事をした記憶も数えるほどしかなく、『おはよう』の挨拶のやり取りすらほとんどなかった。父がいつ何をきっかけに怒り出すかわからず、私や妹は腫れ物に触るようにピリピリしていた」とのこと。 独立して家を出た後、1999年に三木の危篤の知らせを受けて病院に駆けつけると、病床の三木に喜劇役者として最も多忙だった昭和30年代の様子が書かれた本を朗読した。三木はこの声に耳を傾けながら懐かしそうにかすかに「うん…うん」とうなずき、これが小林の人生において父との距離が最も近づいた瞬間だったとのこと。 2020年、演芸評論家の戸田学の協力により、のり一の口述の形をとり、父・三木のり平の生涯と多彩な活動をまとめた「何はなくとも三木のり平」が発行された。序文は矢野誠一、帯文は高田文夫。
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