三つ目
『神曲』(ダンテ)「煉獄篇」第29歌 「私(ダンテ)」は、地上の楽園の森を歩いた。川の向こう岸を、24名の長老、4疋の霊獣に先導されて、グリフィンの引く二輪車が進んで来る。右の輪の傍に、赤、緑、白の天女3人が舞っている。左の輪の傍には、4人の天女が舞っていたが、そのうちの1人は3つの目を有していた〔*やがて車が止まり、ベアトリーチェが姿を現す〕。
『三つ目がとおる』(手塚治虫) 写楽保介は、5~6歳の時に突然、額に第3の目ができた。保介は現在、無邪気でいくじなしの中学2年生であり、ふだんは十字型のバンソウコウを貼って第3の目を隠している。しかしバンソウコウをはがすと、悪魔的な性格に変わり、超能力を発揮する。
『リンガ・プラーナ』 苦行を続けるシヴァが息子をもうける気になるようにと、神々が愛神カーマを派遣する。カーマはシヴァにむけて愛の矢を放つ。苦行を妨害されたシヴァは怒り、額にある第3の目から火炎を発してカーマを灰にする。
『ギリシア神話』(アポロドロス)第2巻第8章 テーメノスは戦争に際し、「3つ目の男を案内者とせよ」との神託を得た。テーメノスは3つ目の男を捜し、片目の馬にまたがるオクシュロスという男に出会った。この男を案内者として、テーメノスは敵と戦い、勝利した〔*『死の標的』(リトル)には、凶悪犯罪組織の首領が「2つの頭」と「4つの目」を持つ、との謎が出てくる。首領は双子なのだった〕。
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