七・八事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/09 11:08 UTC 版)
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七・八事件(ななはちじけん)(しちはちじけん)とは令和4年7月8日安倍晋三元内閣総理大臣が銃撃された事件[1]を指す。(安倍晋三銃撃事件) なお、七・八事件という名称は公式名称ではなく、五・一五事件や二・二六事件に準えて付けられたものである。
この記事は最新の出来事を扱っています。
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七・八事件 | |
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事件現場付近(2012年撮影)
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正式名称 | 未定 |
場所 | ![]() 近畿日本鉄道大和西大寺駅北 |
座標 | |
標的 | 安倍晋三 |
日付 | 2022年(令和4年)7月8日 午前11時31分頃 (JST) |
概要 | 選挙運動中の国会議員への銃撃・殺害事件 |
攻撃手段 | 銃撃 |
攻撃側人数 | 1人 |
凶器 | 手製の拳銃 |
死亡者 | 安倍晋三 |
犯人 | 元海上自衛官の男 |
容疑 | 殺人未遂 |
対処 | 容疑者を現行犯逮捕 |
管轄 | 奈良県警察(奈良西警察署) |
概要
この事件は内閣総理大臣経験者が暗殺された中では戦後初で、戦前も含めれば二・二六事件で、同じく暗殺された齋藤実や高橋是清以降7人目である。1936年(昭和11年)から86年ぶりに起こり、国内で東京都以外で首相経験者が暗殺されるのも初である。世界でも安全な国である日本で起きたこともあり、国内外に大きく報道された。 [2]
2日後に参院選を控え、街頭で自民党公認候補の佐藤啓氏の応援演説をしていた安倍晋三元総理大臣が、背後から男に銃で撃たれ負傷した。実行犯は元海上自衛隊の奈良市在住の男性で凶器は手製の拳銃とされ、5Mほどの距離から背後で殺害したと見られる。[3]
安倍は現場から救急車で搬送されたあとドクターヘリで橿原市にある奈良県立医科大学附属病院に移送。救急車で搬送される時点では意識があって受け答えもできていた[4]との事だがその後心肺停止に陥り、治療の甲斐もなく同日夕方17時3分、死亡が確認された(享年67)。[5]
当時現場では銃声のような音が2回聞こえ、2発目が胸に命中して安倍は血を流して倒れていたという。[6] 警察は、現場にいた奈良市に住む職業不詳の男性(41歳)を殺人未遂の疑いで逮捕。彼は2005年ごろまで3年間、海上自衛隊で勤務していた経験のある元自衛官であった。[7]
凶器となった銃は当初散弾銃と報道されたが、この銃は手製のようで銃口が二つあり、発射音も通常の銃声とは違う轟音。爆発物所持の可能性があったことから、爆発物処理班が同行した自宅の家宅捜索の結果、爆発物のようなものも発見されている。
また現時点の供述では明確な殺意をもって銃撃したこと(目撃者曰く「撃ったあとも冷静だった」とのこと)、安倍氏に対する不信感・不満を抱いていた事などを語っているが、政治信条についての恨みではなく、 「特定の団体に恨みがあり、安倍元総理がこの団体と近しい関係にあると思い狙った」 「母親が団体にのめり込み、多額の寄付をするなどして家庭生活がめちゃくちゃになった」 からだとしている。 襲撃・殺害に及んだ事実から悪感情を持っていた事は間違いないものの、この供述を見る限りはテロリズムというより個人的な怨恨だった可能性が高い。 [8]
しかし奈良市での演説は当初予定されておらず、奈良県に通達されたのは事件の前日の夕方であった。 また本来の演説日程にはない偶発的な状況下で事件が発生したとの報道もあり、応援演説の日程の急な変更に関与、対応できる立場にない犯人が偶発的に起こした殺人事件の可能性も存在する。
現代の政治家への銃撃事件は、記憶に新しい2007年の長崎市長射殺事件以来全国を震撼させた事件であり、選挙期間中に起きた銃撃事件という点も同様である。
政府等の対応
現職(2022年当時)内閣総理大臣である岸田文雄は急遽参院選の遊説場所の山形県からヘリコプターで官邸に戻りその他の閣僚にも東京への帰還を命じた。 午前11時45分に政府は官邸危機管理センターに官邸対策室を置き、関係者庁との会議にあたった。[9]
時を同じくして警察庁は桜沢健一を責任者とする対策本部を立ち上げた。
国内外の反応
前述の通り国内外でも報道されるほどの事件のため衝撃は大きく日本や海外の政治家たちが声明を出した。
第二次安倍内閣から安倍内閣退陣まで官房長官を務めた菅義偉は官房長官時代を回想し 「実績や影響力が極めて大きい総理だった」「第二次安倍内閣は、私から安倍さんに『最高のチャンスだ。もう一回国のために頑張ってほしい』とお願いし、一緒に取り組んできた」 と評価した上で「選挙という民主主義の根幹を否定する卑劣きわまりない事件だ。絶対に許してはならない。」と述べこの事件を強く非難した。[10]
米国のバイデン大統領は死去を受け「驚き、憤り、深く悲しんでいる。暴力は容認できない」「安倍氏は両国の同盟関係(日米同盟)の強化や自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて真剣に取り組んでいた」と述べた。[11][12]
国連安保理では議長国ブラジルのコスタ大使の提案により黙祷が捧げられた。またブラジルは3日間喪に服することを公表した。[13]
関連項目
- ^ “安倍晋三元首相死亡 奈良県で演説中に銃で撃たれる | NHK” (日本語). NHK NEWS WEB. 2022年7月9日閲覧。
- ^ “首相経験者の殺害事件「二・二六」以来、60年には安倍氏祖父・岸信介首相が太腿刺され重傷 - スポニチ Sponichi Annex 社会” (日本語). スポニチ Sponichi Annex. 2022年7月9日閲覧。
- ^ “安倍元首相、銃撃の詳細判明 最初の発砲に振り向き、2度目で倒れる” (日本語). 産経ニュース. 2022年7月9日閲覧。
- ^ “救急搬送の段階では意識あり 安倍元総理銃撃事件” (日本語). TBS NEWS DIG. 2022年7月9日閲覧。
- ^ “【速報】安倍晋三元首相、死亡確認 元海上自衛官に銃撃される(フジテレビ系(FNN)) - Yahoo!ニュース” (日本語). Yahoo!ニュース 2022年7月9日閲覧。
- ^ “安倍元首相、銃撃の詳細判明 最初の発砲に振り向き、2度目で倒れる” (日本語). 産経ニュース. 2022年7月9日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年7月8日). “安倍氏狙撃の容疑者は元海自隊員” (日本語). 産経ニュース. 2022年7月9日閲覧。
- ^ “安倍晋三元首相銃撃の山上容疑者「安倍元首相に不満があり、殺そうと思って狙った」と供述(日刊スポーツ)” (日本語). Yahoo!ニュース. 2022年7月9日閲覧。
- ^ “元総理襲撃事案についての会見” (日本語). 首相官邸ホームページ. 2022年7月9日閲覧。
- ^ “菅前総理、安倍氏の死を悼む「実績や影響力が極めて大きい総理だった」” (日本語). gooニュース. 2022年7月9日閲覧。
- ^ “バイデン氏「憤りと深い悲しみ」 安倍氏死去、米でも衝撃広がる:時事ドットコム”. www.jiji.com. 2022年7月9日閲覧。
- ^ “安倍元首相死去 各国の反応 | NHK” (日本語). NHK NEWS WEB. 2022年7月9日閲覧。
- ^ “国連安保理で安倍氏悼み黙とう 「不条理な暗殺に悲しさとショック」:朝日新聞デジタル”. www.asahi.com. 2022年7月9日閲覧。
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