一硫化ケイ素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/21 07:25 UTC 版)
一硫化ケイ素(英語、silicon monosulfide)は、黄色の針状結晶をしている。SiS。比重1.853 (g/cm3)。水とは激しく反応し、一硫化ケイ素は分解して、水酸化ケイ素と硫化水素となる。空気中に存在する水分に曝されるだけでも分解が起こるくらい、水に対して不安定である。またエタノールとも反応して、やはり一硫化ケイ素は分解する。 一硫化ケイ素の製法は、 二酸化ケイ素と硫化鉄 二酸化ケイ素と硫化亜鉛 フェロシリコン(英語版)と硫化鉄 フェロシリコンと硫黄 以上のいずれかの組み合わせの混合物を、1000℃以上に加熱して反応させて生成した物を、真空昇華法によって精製すると得られる。
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