一砂の葛藤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 02:56 UTC 版)
一砂は美術室で四度目の発作に襲われる。八重樫葉に一砂は自分の病気を告白し、近づかないように警告する。一砂は周囲の大切な人たちを傷つけまいと、彼を大事に思う暖かい人たちとの関係を断ち切ろうとする。一砂は高城の家に行き、指からしたたる千砂の血を舐める。千砂は「あなたを癒すことのできるのはあたししかいないのよ」と告げ、高城の家で一緒に暮らすことを提案する。葉から「何を聞いても平気だよ...だってあたし好きなんだもん、高城くん」と告白されるが、葉の側にいると一砂は発作に襲われ、葉は自分の指を切って一砂の前に出し、「こうすれば高城くんの側に居ていいんでしょう」と迫る。渇きと抑制の葛藤のあまり一砂は気を失い、水無瀬の勤務する病院に運び込まれる。
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