一定の軍事力・経済力を備えている
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/27 04:43 UTC 版)
「天下人」の記事における「一定の軍事力・経済力を備えている」の解説
天下人の政権は、それを樹立するに当たって妨害を排除し、ライバルを圧倒するだけの軍事力がなければ成り立たない。政権樹立後も、抵抗しようとする者たちを押さえて、これを維持していくための武力が必要である。しかし、その軍事力は、必ずしも自前のものとは限らないし、そうである必要もない。軍事力は数あるいは質の問題なのである。 経済力も天下取りの重要要素である。日本では、経済力は農業生産力、ことに米の生産力が主流である。米は貨幣と同様に通用する便利な商品であった。とはいえ、諸大名も将軍も米ばかりを当てにして動いていたわけではない。平清盛は日宋貿易に力を入れていたし、足利義満も日明貿易に熱心だった。信長が楽市・楽座のような商工業を重視していたことは有名である。秀吉は金山銀山を直轄化しており、豊臣氏が富強であったのはそうした背景があったからだとも言われている。
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