ヴォルフガング・マイヤー=トルミンとは? わかりやすく解説

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ヴォルフガング・マイヤー=トルミン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/27 03:34 UTC 版)

Wolfgang Meyer-Tormin
生誕 1911年12月5日
エンガー
死没 (1988-09-11) 1988年9月11日(76歳没)
アーヘン
ジャンル 現代音楽電子音楽
職業 作曲家

ヴォルフガング・マイヤー=トルミン(Wolfgang Meyer-Tormin 1911年12月5日エンガー1988年9月11日アーヘン)は、ドイツクラリネット奏者、作曲家

生涯と活動

音楽的素養をもつ両親のもとで育ったマイヤー=トルミンは、アビトゥーアの後、ビーレフェルトピアノ対位法和声学を専門的に学ぶ。1932年ヴュルツブルク音楽院に移り、作曲指揮ヘルマン・ツィルヒャーに、クラリネットをグスタフ・シュタインカンプに師事した。 卒業後、ヘルベルト・フォン・カラヤン率いるアーヘン交響楽団でクラリネット奏者の職に就く。第二次世界大戦後に楽団を辞職し、フリーランスの作曲家としてアーヘンで活動した。バルトーク・ベーラオネゲル、またハチャトリアンの作品に新しい解釈を施す一方、電子音楽にも積極的に取り組んだ。 1957年の第111回ニーダーライン音楽祭において、ヴォルフガング・サヴァリッシュの指揮により、マイヤー=トルミンおよび彼の新作が初めて多くの聴衆に紹介された。1972年から1978年、アーヘンのグレンツランド音楽院(現在のケルン音楽大学)で音楽理論の講師として教育活動を行った。 1978年以降、かつて学んだヴュルツブルクに活動拠点を移したが、1980年に再びアーヘンに戻った。その後は亡くなるまで同地で暮らし活動した。彼の音楽作品には多くのオーケストラ作品が含まれる。その中には12の交響曲、様々な楽器による協奏曲、そして多様な編成による室内楽、また鍵盤楽器のための作品や電子音楽がある。 マイヤー=トルミンは画家造形芸術家としても活動し、1988年には「音楽、美術、演劇の文化交流協会」の会員となった。 マイヤー=トルミンの娘であるブリュンヒルドは、フランスの国際的に有名な音響芸術家(Klangkünstler)リュック・フェラーリと結婚し、現在も作曲家として活動している。

主な作品ならびに楽譜

文献

  • 「ヴォルフガング・マイヤー=トルミン(1911-1988):伝記と作品目録」編者:パウル・メルテンス・パヴロフスキー, ディーター・ゴルム、クラウス・シュルフ(1989/1999)
  • 「ヴォルフガング・マイヤー=トルミン:ある近代的作曲家の肖像」カールハインツ・ゲレス(1957)

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