ヴァイオリン協奏曲第1番 (バルトーク)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ヴァイオリン協奏曲第1番 (バルトーク)の意味・解説 

ヴァイオリン協奏曲第1番 (バルトーク)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/03 04:42 UTC 版)

バルトークの《ヴァイオリン協奏曲 第1番》BB 48aは、1907年ごろから1908年に作曲された、最初のヴァイオリン協奏曲楽章構成において伝統から逸脱しており、2楽章で構成されている。

概説

女性ヴァイオリニストシュテフィ・ゲイエルに献呈されている。しかし彼女は本作を演奏することなく楽譜を封印したため、生前に世に出ることはなかった。バルトークは第1楽章を改作して『2つの肖像』の第1曲とした。

バルトークとゲイエルの死後、コピーがパウル・ザッハーへと渡り、1956年にようやく出版された。そして、1958年5月30日バーゼルでザッハーの指揮、ハンスハインツ・シュネーベルガーの独奏により遺作として初演され、『第1番』と呼ばれるようになった。

楽器編成

独奏ヴァイオリン、フルート2(第2奏者ピッコロ持ち替え)、オーボエ2、コーラングレクラリネット(A管)2(第2奏者バスクラリネット持ち替え)、ファゴット2、ホルン4、トランペット2、トロンボーン2、チューバティンパニ大太鼓ハープ2、弦五部

演奏時間

約22分(各10分、12分)

楽章構成

  1. Andante sostenuto
  2. Allegro giocoso

参考文献

  • Mason, Colin (1958). "Bartók's Early Violin Concerto". Tempo, new series, no. 49 (Autumn): 11–16.
  • Ujfalussy, József (1971). "Is Bartók's Concerto for Violin Really His Second?" Studia Musicologica Academiae Scientiarum Hungaricae 13, Fasc. 1/4:355–56.

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヴァイオリン協奏曲第1番 (バルトーク)」の関連用語

ヴァイオリン協奏曲第1番 (バルトーク)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヴァイオリン協奏曲第1番 (バルトーク)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヴァイオリン協奏曲第1番 (バルトーク) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS