ワゴンホイール効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/20 09:33 UTC 版)
映画では一般に毎秒24コマの静止画を撮影している。車輪が毎秒24回転もすることはないが、車輪に12本のスポークがあって、車輪自体の回転数は毎秒2回転とする。これを映画のカメラで撮影すると、スポーク群の位置関係はコマ毎に全く同じになる。そのため車輪が止まっているように見えることになる。実際には、個々のスポークはコマ毎に位置が異なっているが、スポークとスポークの見分けがつかないので、変化を感じ取ることができない。 車輪の回転が毎秒2回転より若干遅いと、スポークの位置はコマ毎に少しずつ(回転方向とは逆方向に)ずれているように見え、車輪がゆっくり逆回転しているように見えることになる。 カメラが右に動いており、徐々に速度が上がっている。しばらくすると、左に流れていた風景が逆方向に流れるように見える。 メディアを再生する DHC-8 Q400のプロペラ。低速で回転しているように見える
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