ローワン_(DD-64)とは? わかりやすく解説

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ローワン (DD-64)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/29 01:05 UTC 版)

艦歴
発注
起工 1915年5月10日
進水 1916年3月23日
就役 1916年8月22日
退役 1922年6月22日
その後 1939年4月20日にスクラップとして売却
除籍 1936年1月7日
性能諸元
排水量 基準:1,111トン 常備:1,225トン
全長 315 ft 3 in (96.1 m)
全幅 30 ft 7 in (9.3 m)
吃水 10 ft 9 in (3.3 m)
機関 4缶、カーチス式ギアードタービン、17,696shp
最大速 29.5ノット (55 km/h)
航続距離
乗員 士官、兵員99名
兵装 50口径4インチ砲4門
1ポンド砲 2門
21インチ魚雷発射管3基

ローワン (USS Rowan, DD-64) は、アメリカ海軍駆逐艦サンプソン級駆逐艦の1隻。艦名はスティーヴン・クレッグ・ローワン中将に因む。その名を持つ艦としては2隻目。

艦歴

ローワンは1915年5月10日にマサチューセッツ州クインシーフォアリバー造船所で起工する。1916年3月23日にルイーズ・マクレアーズ(ローワン中将の曾孫姪)によって命名、進水し、1916年8月22日にマサチューセッツ州ボストンで艦長ウィリアム・R・パーネル大尉の指揮下就役した。

就役後ローワンはロードアイランド州ニューポートを拠点として1916年秋まで大西洋岸沿いで作戦活動に従事し、冬はカリブ海およびメキシコ湾での冬季演習に参加した。アメリカ合衆国第一次世界大戦に参戦したときは、バージニア州ノーフォークで活動中であり、ヨーク川河口部分の偵察を行っていた。その後ニューヨークで修理を受け、1917年5月7日にボストンを出航、アイルランドに向かう。5月27日に第7分艦隊とともにクイーンズタウンに到着した。

その後は戦争の終わりまで、対潜哨戒およびイギリスフランスの港での船団護衛任務に従事した。1918年5月28日にローワンは他の2隻の駆逐艦と共にUボートを攻撃し、14発の爆雷を投下した。戦闘後、海面には大量の油膜が浮上した。

ローワンは1918年12月26日にクイーンズタウンを出航し、1919年1月8日にニューヨークに到着した。夏になると東海岸およびカリブ海での演習を行う。8月29日にローワンはフィラデルフィア海軍工廠に入渠し、予備役となる。

翌年夏に DD-64 と艦番号が指定されたローワンは、1921年3月に大西洋艦隊との任務を再開、1922年3月まで任務を継続した。その後フィラデルフィアに帰還し、同地で1922年6月19日に退役した。予備役状態でリーグ島で保管された後、1936年1月7日に除籍される。船体は1939年4月20日にスクラップとして売却された。

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