ロードアイランドレッド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/17 06:50 UTC 版)
![]() |
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2018年1月)
|

ロードアイランドレッド(Rhode Island Red)はアメリカ原産のニワトリの品種で卵肉兼用種として飼育されている。
概要

アメリカのロードアイランド州およびマサチューセッツ州で品種改良されたニワトリである。羽毛は赤褐色で身体堅強であり、年間200個以上を産卵するが日本国内での飼育数は余り多くなく主に品種改良の交配親としてよく利用されている。赤褐色の卵を産む。卵肉兼用種であるが、現在では採卵用と採肉用とそれぞれに適した系統が作られている。
歴史
現在のロードアイランドレッド種の大元となるニワトリは、ロードアイランド州のアダムスビルで1850年頃に作出された。作出には赤色マレー種、褐色レグホーン種、アジア系在来種などのニワトリが用いられたとされ、品種としては明治38年(1905年)にアメリカでアメリカ原産種公認された[1]。日本でも同年に輸入されているため、現在では明治までに国内へ導入され定着した品種であるという理由等で、日本農林規格において日本在来種として記載されている[2]。1925年にはロードアイランド州アダムスビルに本種の記念碑が作られた。
派生
ニューハンプシャー種は本種をニューハンプシャー州にて分離、育種された卵肉兼用種のニワトリである。
利用
現在では一代交配種(F1)の親鳥として用いられる事が多く、比内鶏と交配させた比内地鶏、土佐地鶏と交配させた土佐ジロー、薩摩鶏と交配させたさつま地鶏、岡崎おうはんと交配させた福地鶏、ボリスブラウンなどの作成に用いられている。
脚注
- ^ “ロードアイランドレッド”. 家畜改良センター兵庫牧場. 独立行政法人家畜改良センター (2017年3月17日). 2021年2月6日閲覧。
- ^ 食料産業局食品製造課基準認証室 (2015年8月21日). “地鶏肉の日本農林規格(令和2年10月30日確認版)” (PDF). 農林水産省. JASについて. 農林水産省. 2021年2月6日閲覧。
外部リンク
ロードアイランドレッド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/02 13:36 UTC 版)
「リトルコンプトン (ロードアイランド州)」の記事における「ロードアイランドレッド」の解説
ロードアイランドレッドは、リトルコンプトンの一部である小さなビレッジ、アダムズビルで開発された鶏の種である。リトルコンプトンには、アメリカ合衆国で唯一鶏に捧げられた記念碑がある。1925年、ロードアイランドレッド・クラブ・オブ・アメリカが、アダムズビルの野球場に近くバーンのレストランから通り向かいに、ロードアイランドレッドに捧げた優美な記念碑の予算を寄付した。その記念碑は現在、アメリカ合衆国国家歴史登録財に指定されている。これと競うような記念碑が、アダムズビルの南1マイル (1.6 km) に、1954年に州によって建てられた。その記念碑は鶏のために建てられたのではなく、それを大量に育てた農家のために建てたのだという者もいる。
※この「ロードアイランドレッド」の解説は、「リトルコンプトン (ロードアイランド州)」の解説の一部です。
「ロードアイランドレッド」を含む「リトルコンプトン (ロードアイランド州)」の記事については、「リトルコンプトン (ロードアイランド州)」の概要を参照ください。
- ロードアイランドレッドのページへのリンク