ロートマン
ロートマン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 22:15 UTC 版)
「ハンス=ウルリッヒ・ルーデル」の記事における「ロートマン」の解説
ロートマン(Rothmann)はヘンシェルの後任の機銃手。フルネームは不明。機銃手となった当時の階級は一等軍曹。元々はJu 87の整備兵であり、正式な機銃手ではなかった。しかしヘンシェルが戦死した1944年3月下旬は、ソ連軍が東部戦線南翼の崩壊を意図して北からドニエステル川を越えてルーマニア領内に攻め込む一大攻勢に出ていた時期であり、どの部隊も出撃に大わらわで容易に機銃手を選抜できる状況ではなかった。こうした事情により、苦肉の策としてロートマンを後席に載せたものだと思われる。そのため、実戦では20数機のP-39に囲まれたことで落ち着きを失ってしまい、「Rothmann, schießen!(ロートマン、とにかく撃ちまくれ!)」と何度もルーデルに叱咤されている。経緯は不明(原書では、この出撃でナーバスになったことを思わせる記述がある)だが、この後ルーデルの後席で実戦に参加することはなかった。しかし、以後も第2地上攻撃航空団(Schlachtgeschwader 2)には整備兵として所属しており、1944年12月の写真ではルーデル、ガーデルマンと共にいるロートマンの姿が確認できる。最終階級は不明。
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