ロジスティック式と最適密度とは? わかりやすく解説

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ロジスティック式と最適密度

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/01/22 23:37 UTC 版)

密度効果」の記事における「ロジスティック式と最適密度」の解説

個体群成長基礎モデルとしてロジスティック方程式がある。これは次のような形をしている。 ここでNは個体数、rは内的自然増加率、kは1個体増加による増殖率の低下率である。つまり、本来の増殖率rに対して個体数がNの時にはkNの分だけブレーキがかかる。これを環境抵抗というが、密度効果はこの一部をなすものと考えられる。 この式を見れば、N=0でない限りはNが小さいほど増加率は高いことがわかる。横軸にN、縦軸増加率取れば一方的に右下がり曲線となろう。この型を、最初に発見されショウジョウバエにちなんショウジョウバエ型(Drosophila type)という。しかし、その後極端に低い密度では逆に増加率が下がる例が見つかり、これをアレー型(またはコクヌストモドキ型 Tribolium type)という。この場合明らかに増殖率が最大となるような最適密度存在する内田はこれについて、おそらくショウジョウバエ型においても、さらに極端な密度では増殖率は低下するはずだと述べており(例え交尾相手見付けられないような密度)、ロジスティック式は低密度には適用できないとの見解示している。

※この「ロジスティック式と最適密度」の解説は、「密度効果」の解説の一部です。
「ロジスティック式と最適密度」を含む「密度効果」の記事については、「密度効果」の概要を参照ください。

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