ロシュローブとは? わかりやすく解説

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ロッシュ‐ローブ【Roche lobe】


ロシュ・ローブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/11/09 13:13 UTC 版)

ロシュ・ローブ(Roche lobe・ロッシュ袋)は、軌道上の物質が重力によって恒星に結びつけられる恒星の周りの宇宙の領域のことである。恒星が自身の過去のロシュ・ローブ以上に膨張すると、物質は恒星の重力に束縛されなくなる。恒星が連星系の場合、物質はラグランジュ点の内側に落ち込む。重力の等位面は、おおよそ頂点が別の恒星の方向(連星系の場合はL1ラグランジュ点)を向いた水滴の形である。これは、物体が主星の潮汐力で破壊されずに主星に近づける限界の距離であるロシュ限界とは異なる。また、重い天体のまわりを公転する天体の重力が及ぶ範囲を示すロシュ球とも異なる。ロシュ・ローブ、ロシュ限界、ロシュ球の名前は全てフランスの天文学者エドゥアール・ロシュに由来する。




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ロッシュ・ローブ

(ロシュローブ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/16 01:11 UTC 版)

ロッシュ・ローブ英語: Roche lobe、ロッシュ袋)は、軌道上の物質が重力によって恒星に結びつけられる恒星の周りの宇宙の領域のことである。ロシュ・ローブとも表記される。恒星が自身の過去のロッシュ・ローブ以上に膨張すると、物質は恒星の重力に束縛されなくなる。恒星が連星系の場合、物質はラグランジュ点の内側に落ち込む。重力の等位面は、おおよそ頂点が別の恒星の方向(連星系の場合はL1ラグランジュ点)を向いた水滴の形である。ロッシュ・ローブ、ロッシュ限界、ロッシュ球の名前は全てフランスの天文学者エドゥアール・ロシュに由来する。


  1. ^ "質量移動(連星系の)". 天文学辞典. 日本天文学会. 2018年8月17日. 2022年3月21日閲覧


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