レビヤタンとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 03:02 UTC 版)
「ヤム (ウガリット神話の神)」の記事における「レビヤタンとの関係」の解説
神話には、アナトの語りによって彼女が倒すなどしたと分かる「竜」と、「曲りくねる蛇」、そして「七つ頭の暴れもの」といった生き物が登場する。また、旧約聖書にある「逃げる蛇レビヤタン」または「「原初の蛇」ロタン(英語版)」と、「曲がりくねる蛇」、そして「七つ頭の暴れもの」といった生き物も登場する。レヴィアタン(レビヤタン)の名をヤムの別称と考える人もいるが、谷川政美によれば別称かは明らかではない。矢島文夫は、リタン(ロタン)とはヤムと同じ種類の生き物で7つの頭を持つ竜であり、旧約聖書に登場するレビヤタンであると言う。ロタン ( ltn, Lotan ) の名はレビヤタンと語源が同じである。ただし、竜のヤム=ナハル(ヤム)はしばしば蛇と関連づけられている。蛇のレビヤタンはヤム=ナハルの従者である可能性もあるが、これもはっきりしない。 なおレビヤタンの起源は、前述のロタンの他、アッカド神話の創世神話に登場する、女神である竜ティアマトにも求められるという。
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