レッドブルの独走と開発競争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 04:37 UTC 版)
「2011年のF1世界選手権」の記事における「レッドブルの独走と開発競争」の解説
レッドブルのセバスチャン・ベッテルが19戦中11勝という圧倒的な成績を収め、2年連続ドライバーズチャンピオンを獲得した。ベッテルは予選でシーズン最多記録となる15ポールポジション (PP) を獲得し、決勝レースでも先頭を逃げ切るというパターンで勝利を積み重ねた。レッドブルは韓国GP以外の18戦でPPを獲得し、うち7戦でフロントローを独占した。 レッドブルの速さの鍵となったのが、ルノーエンジンと共同開発した排気制御技術(オフスロットル・ブローイング)だった。加速時以外にも排気を流し続けて、ディフューザーのダウンフォース発生量を増大させるシステムのことである。他にも、ロータス・ルノーが投入した前方排気システムなど、マルチディフューザーの禁止によって失われたダウンフォースを取り戻そうとする開発が続けられた。 国際自動車連盟 (FIA) はシーズン中盤にオフスロットル・ブローイングの禁止を通達したが、チーム間の意見対立もあって部分的な制限に止まり、本格的な規制は2012年に持ち越された。
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