レッキーのヤンガー子爵とは? わかりやすく解説

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レッキーのヤンガー子爵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/10 06:32 UTC 版)

レッキーのヤンガー子爵
Viscount Younger of Leckie

紋章記述

Arms:Parted per saltire Or and Gules a Rose counterchanged in base Martlet Sable on a Chief Azure three Covered Cups Or Crest:An Armed Leg couped at the thigh proper garnished and spurred Or Supporters:Dexter: a Lion rampant Sable; Sinister: a Wolf Argent; both armed and langued Gules
創設時期 1923年2月20日
創設者 ジョージ5世
貴族 連合王国貴族
初代 初代子爵ジョージ・ヤンガー英語版
現所有者 4代子爵ジェームズ・ヤンガー英語版
付随称号 (レッキーの)準男爵
現況 存続
モットー Labentibus Junior Annis
(Younger as the years go by)

レッキーのヤンガー子爵: Viscount Younger of Leckie)はイギリスの子爵貴族連合王国貴族爵位。政治家ジョージ・ヤンガー英語版が叙位されたことに始まる。

歴史

初代子爵ジョージ
現当主である5代子爵ジェームズ。ボリス・ジョンソン政権下の内閣構成員の一人。

政治家ジョージ・ヤンガー英語版(1851-1929)スコットランド統一党英語版党首を務めたのち、1923年連合王国貴族としてクラックマナン州アロアにおけるレッキーのヤンガー子爵(Viscount Younger of Leckie, of Alloa in the County of Clackmannan)に叙された[1][2][3]。彼はこの叙爵に先立つ1911年(レッキーの)準男爵(Baronet, of Leckie)を授けられていたため、この準男爵位も子爵位に従属している[1][4]。彼ののちはその長男ジェームズがその後を襲ったほか、以降は初代子爵の直系男子によって爵位は継承されている[1]

なかでも4代子爵ジョージ(1931-2003)保守党の政治家として活動して、国防相スコットランド担当相といった要職を歴任した[1][5]。彼は襲爵前の1992年7月7日カイル及びキャリック区エアーにおけるプレストウィックのヤンガー男爵(Baron Younger of Prestwick, of Ayr in the District of Kyle and Carrick)に叙されたが、この爵位は一代貴族爵位であったため彼の死とともに消滅している[1][6]

その息子である5代子爵ジェームズ(1955-)も父同様に保守党の政治家であり、2010年の互選によって貴族院に籍を置く92人の世襲貴族となった[1][7]2019年から翌年にかけて第一次ジョンソン内閣下の住宅・コミュニティ・地方自治担当政務次官を務めている[7]


紋章に刻まれるモットーは『時の移ろうほどに若く(Labentibus Junior Annis)』であり、家名であるヤンガー(Younger)に引っ掛けた駄洒落となっている[1]

現当主の保有爵位 / 準男爵位

現当主である第5代レッキーのヤンガー子爵ジェームズ・エドワード・ジョージ・ヤンガー英語版は以下の爵位及び準男爵位を有する[1][4]

  • 第5代クラックマナン州アロアにおけるレッキーのヤンガー子爵(5th Viscount Younger of Leckie, of Alloa in the County of Clackmannan)
    (1923年2月20日の勅許状による連合王国貴族爵位)
  • 第5代(レッキーの)準男爵(5th Baronet, of Leckie)
    (1911年7月12日の勅許状による連合王国準男爵位)

レッキーのヤンガー子爵(1923年)

  • 初代レッキーのヤンガー子爵ジョージ・ヤンガー英語版(1851–1929)
  • 第2代レッキーのヤンガー子爵ジェームズ・ヤンガー (1880–1946)
  • 第3代レッキーのヤンガー子爵エドワード・ジョージ・ヤンガー英語版 (1906–1997)
  • 第4代レッキーのヤンガー子爵ジョージ・ケネス・ホットソン・ヤンガー英語版 (1931–2003)
  • 第5代レッキーのヤンガー子爵ジェームズ・エドワード・ジョージ・ヤンガー英語版 (1955 - )

爵位の法定推定相続人は、現当主の息子であるアレクサンダー・ウィリアム・ジョージ・ヤンガー(1993 - )閣下。

脚注

  1. ^ a b c d e f g h Younger of Leckie, Viscount (UK, 1923)”. www.cracroftspeerage.co.uk. 2020年3月24日閲覧。
  2. ^ No.32797”. The Gazette 20 February 1923. 2020年3月25日閲覧。
  3. ^ Viscount Younger of Leckie”. The Independent. 2020年3月25日閲覧。
  4. ^ a b Supplement to the London Gazette”. The Gazette 23 February 1914. 2020年3月25日閲覧。
  5. ^ Mosley, Charles, editor. Burke's Peerage, Baronetage & Knightage, 107th edition, 3 volumes, p=4281, Wilmington, Delaware, U.S.A.: Burke's Peerage (Genealogical Books) Ltd, 2003.
  6. ^ No.52987”. The Gazette 10 July 1992. 2020年3月25日閲覧。
  7. ^ a b Viscount Younger of Leckie” (英語). GOV.UK. 2020年3月24日閲覧。

関連項目


レッキーのヤンガー子爵(1923年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/02 15:18 UTC 版)

「レッキーのヤンガー子爵」の記事における「レッキーのヤンガー子爵(1923年)」の解説

初代レッキーのヤンガー子爵ジョージ・ヤンガー(英語版)(1851–1929) 第2代レッキーのヤンガー子爵ジェームズ・ヤンガー (1880–1946) 第3代レッキーのヤンガー子爵エドワード・ジョージ・ヤンガー(英語版) (1906–1997) 第4代レッキーのヤンガー子爵ジョージ・ケネス・ホットソン・ヤンガー(英語版) (19312003) 第5代レッキーのヤンガー子爵ジェームズ・エドワード・ジョージ・ヤンガー(英語版) (1955 - ) 爵位法定推定相続人は、現当主の息子であるアレクサンダー・ウィリアム・ジョージ・ヤンガー(1993 - )閣下

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