レイプハルト
アーレンド・レイプハルト
レイプハルト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 01:28 UTC 版)
反論したのはレイプハルトである。レイプハルトは政治制を取り扱ったものの、政党制が理論の核とも言える重要性を持つ。 レイプハルトは有効議会政党数を手がかりに、2党制、2.5党制、優位政党のある多党制、優位政党のない多党制とに分類した。その上で2党制と2.5党制とを多数決型民主主義またはウェストミンスター・システム・モデルとし、優位政党のある多党制と優位政党のない多党制とを合意形成型民主主義またはコンセンサス・システム・モデルとした。サルトーリによる分析との関連性は以下の通りである。 多数決型民主主義二大ブロック制 合意形成型民主主義一党優位政党制 穏健な多党制 分極的多党制 原子化政党制 そして、レイプハルトは多くの面において多数決型民主主義より合意形成型民主主義が優れているという分析を36か国の検証により提唱した。マイノリティの代表性における度合いでは高いことに加えて、経済的業績では両者に有意な差がないことを主張している。サルトーリはレイプハルトに「全く付いてゆけない」と再反論している。
※この「レイプハルト」の解説は、「政党制」の解説の一部です。
「レイプハルト」を含む「政党制」の記事については、「政党制」の概要を参照ください。
- レイプハルトのページへのリンク