サルトーリ
サルトーリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/12 07:07 UTC 版)
サルトーリ(イタリア語: Sartori)は、仕立屋を意味するイタリア系の姓。
- 1 サルトーリとは
- 2 サルトーリの概要
サルトーリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 01:28 UTC 版)
1970年代にサルトーリは数とイデオロギーを基準にした類型を提唱し、政治学者に広く受け入れられた。サルトーリはまず非競合的なものと競合的なものに分類し、次に数とイデオロギーによって分類した。 競合的かつ非効率的な民主主義として一党優位政党制と分極的多党制を指摘した。一党優位政党制に入れられたのはジャワハルラール・ネルーやインディラ・ガンディーの時代におけるインドなどである。分極的多党制に入れられたのはサルトーリの母国であるイタリア、ヴァイマル共和政のドイツ、フランス第三共和政のフランス、フランス第四共和政のフランスなどである。これらの政党制における特徴は、イデオロギーの差異が大きいことである。 競合的かつ効率的な民主主義として二大政党制と穏健な多党制を指摘した。二大政党制に入れられたのはアメリカ、イギリスなどである。穏健な多党制に入れられたのはベネルクス三国などである。これらの政党制における特徴は、イデオロギーの差異が小さいことである。 サルトーリの念頭にあったのは、デュベルジェに対する批判ではなく、その拡張である。デュベルジェは二党制が効率的な民主主義であると結論づけたものの、サルトーリは穏健な多党制も効率的な民主主義であると結論づけた。 様々な修正を受けながらも、この分析は最も大きな影響力を持つものとして政治学者の間で広く受け入れられている。 無党制 一党独裁制一党制 ヘゲモニー政党制 複数政党制一党優位政党制一大政党制 二大ブロック制二大政党制 穏健な多党制三大政党制 北欧五党制 分極的多党制 原子化政党制
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