リュカーオーンの子供たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 16:39 UTC 版)
「リュカーオーン」の記事における「リュカーオーンの子供たち」の解説
別の話ではリュカーオーンの子供たちは傲慢だったので、ゼウスは人間に化けて彼らを試すために訪問した。彼らはゼウスを招きいれたが、子供の1人マイナロスが人肉でもてなすことを提案したので、アルカディアー地方出身の少年を殺し、料理に混ぜてもてなした。ゼウスは怒って料理が置かれたトラペザ(机)を倒し、リュカーオーンと子供たちを雷で滅ぼした。しかしガイアがゼウスを止めたため、末子のニュクティーモスのみ助けられた。ニュクティーモスはアルカディアーの王位を継いだが、リュカーオーンの子供たちが原因でデウカリオーンの大洪水が起こった。 パウサニアースによるとリュカーオーンの子供たちはアルカディア地方の多くの町を建設し、オイノートロスはイタリアに移住した。しかしイタリアに移住したのはイアーピュクス、ダウニオス、ペラケティオスともいう。 リュカーオーンのたった一人の娘カリストーは父親や兄弟たちとは似ても似つかぬ清純で美しい乙女だったが、彼女もまた動物に変えられる運命にあった。カリストーの項目を参照。
※この「リュカーオーンの子供たち」の解説は、「リュカーオーン」の解説の一部です。
「リュカーオーンの子供たち」を含む「リュカーオーン」の記事については、「リュカーオーン」の概要を参照ください。
- リュカーオーンの子供たちのページへのリンク