リトル・ミス1565
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 09:16 UTC 版)
「ハートフォード・サーカス火災」の記事における「リトル・ミス1565」の解説
このサーカス火災の最も有名な犠牲者は、白いドレスを着た若いブロンドの女の子であった。彼女は市の仮設死体安置所で遺体に割り当てられた番号にちなんで名付けられた「リトル・ミス1565」("Little Miss 1565")としてのみ知られている。彼女の顔は死後奇妙なことに良く保存されて、まちがいなく火の最も身近なイメージになっている。 彼女の真の身元は、火災が発生して以来、ハートフォード地域での議論と欲求不満のトピックとなってきた。彼女は、犠牲者らの記念碑も立っているハートフォードのノースウッド墓地に名前なしで埋葬された。警察捜査官2人、巡査部長らトマス・バーバーおよびエドワード・ロウは彼女の写真を撮り、指紋、足がた、そして歯科カルテを撮った。大規模な宣伝と全国の雑誌での有名な写真の繰り返しの表示にもかかわらず、彼女は決してわがものと主張されなかった。バーバーとロウは残りの人生を彼女の身元を特定しようとして過ごした。彼らは毎年クリスマス、記念日そして7月4日に彼女の墓を花で飾った。彼らの死後、或る地元の花会社が墓を飾り続けた。 1991年に、遺体は8歳エレノア・エミリー・クックの遺体であると宣言されたけれども、クックのおばとおじは遺体を調べていたし、彼らが提供する説明に適合しなかった。コネチカット州警察法医学部門は、毛髪サンプルを比較し、十中八九同一人物のものであると判断した。遺体は1991年に発掘され、これも火事で死亡していた兄弟エドワードの隣に埋葬された。
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