リタスとユーロ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 09:03 UTC 版)
2002年2月2日、リタスはユーロとのあいだで €1 = Lt 3.4528 の比率でペッグされた。この比率はリタスが完全にユーロに切り替えられるまで変更されないと見込まれている。このペッグによりリトアニアは事実上のユーロ圏に入ったことになる。2004年6月28日以降は、リタスは欧州為替相場メカニズムに組み込まれた。またリトアニアのユーロ硬貨の意匠はすでに準備されている。 リトアニアは収斂基準を満たすことができなかったために、ユーロ導入を数度にわたって延期している。近年のSEB銀行の分析では、4.2%という基本条約での収斂性基準があるにもかかわらずリトアニアは2008年10月に11%に達するという高いインフレーション率のために2013年まではユーロ導入はないとしている。また、クビリュス首相は、2014年にはリトアニアにユーロが導入されるであろうとの見通しを示していた。実際には2015年に導入。
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