リセットピンについて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/26 10:16 UTC 版)
「DDR3 SDRAMにおけるコマンドとオペレーション」の記事における「リセットピンについて」の解説
リセットピンはDDR3 SDRAMで採用されたリセット用の信号入力ピンである。他の信号はVref(参照電圧)と比較してハイ/ローを決定するため振幅が小さくてもデバイスは信号として受け取るのに対してリセットピンはCMOSレールトゥレール (Rail to Rail) で動作する。レールトゥレールとはハイ/ローの電圧幅いっぱいに振る信号を意味する。DDR3 SDRAMのリセットピンは電源電圧VDDとグランド電圧VSSに対して80%でハイ、20%でローとなる。例えばVDDが1.5Vの場合は1.2Vでハイ、0.3Vでローとなる。これはリセットピンが微小な変化に対して敏感である必要はなく、むしろノイズなどの小さな電圧変化に伴う誤動作を避ける目的がある。 またリセットピンは誤動作を避けるためにローパスフィルタ(電圧変動の高周波成分を除去する装置)の内蔵が推奨されている。リセットはメモリセルアレイの内容を破壊するかもしれない。
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