リサイクル上の注意
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/04/24 04:07 UTC 版)
塗料に含まれる炭酸カルシウムなどの無機物(灰分)が多いため、紙をリサイクルすると、次に作る紙の強度低下につながりやすい。このため、なるべく他の紙と分別し、配合比を管理しやすくするとともに、板紙の芯部分などに使う再生パルプの原料とすることが多い。一般的に古紙分類の上では雑誌に分類されるが、印刷工場から出る未印刷のものは白アート、印刷されたものは色上やケントと分類される。炭酸カルシウムは、酸性紙の定着剤として使われる硫酸アルミニウムと反応して、石膏の成分である硫酸カルシウムを発生させ、抄紙系内にスケールと呼ばれる付着物ができる可能性もある。
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