ラ・デファンス駅とは? わかりやすく解説

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ラ・デファンス駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/17 05:33 UTC 版)

ラ・デファンス駅
カルダー・ミロ出入口
La Défense
所在地 オー=ド=セーヌ県ピュトー
所属事業者 フランス国鉄(SNCF)
パリ交通公団(RATP)
駅構造 地下駅
開業年月日 1959年4月
乗入路線 6 路線
所属路線 メトロ1号線
キロ程 0 km(ラ・デファンス起点)
(? km) エスプラナード・ド・ラ・デファンスフランス語版
所属路線 RER A線
ナンテール・プレフェクチュールフランス語版 (? km)
所属路線 RER E線
ナンテール=ラ・フォリーフランス語版 (? km)
(? km) ヌイイ=ポルト・マイヨフランス語版
所属路線 トランジリアンL線フランス語版
ピュトーフランス語版 (? km)
(? km) クールブヴォアフランス語版
所属路線 トランジリアンU線フランス語版
キロ程 31 km(ラ・ヴェリエールフランス語版起点)
ピュトーフランス語版 (? km)
所属路線 トラム2号線フランス語版
キロ程 ? km(ポント・デ・ベゾン起点)
ピュトーフランス語版 (? km)
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ラ・デファンス駅Gare de la Défense)はフランスオー=ド=セーヌ県ピュトーにある、フランス国鉄(SNCF)およびパリ交通公団(RATP)の鉄道駅

概要

パリ郊外の都市再開発地区ラ・デファンスにあり、ラ・デファンスの前庭フランス語版の下に位置する。ラ・デファンス=グランダルシュ駅(ラ・デファンス=グランダルシュえき、La Défense - Grande Arche)と呼ばれることもあり、この場合「グランダルシュ」は副駅名のように扱われる。La Défense (Grande Arche)やGrande Arche de la Défenseと表記されることもある。

コメディ映画「料理は冷たくして英語版フランス語版」のロケ地の1つとしても有名[1][2]

乗り入れ路線

歴史

1839年サン・ラザール駅ヴェルサイユを結ぶ鉄道(右岸線、現Transilien L線)が開業したが、当初この場所に駅はなかった。1950年代にラ・デファンス地区の開発が始まったことで駅が必要とされ、1959年4月にSNCFの駅が開業した。

その後1970年2月20日にRERのシャルル・ド・ゴール=エトワール-ラ・デファンス間が開業し、1971年には更に西へ延長された。1980年代にはRERの線路を跨ぐ形でグランダルシュが建設された。1992年4月1日、メトロ1号線ポン・ド・ヌイイ駅英語版フランス語版 - ラ・デファンス駅間延伸に伴い、メトロの駅が開業した。1997年7月2日にはトラム2号線が開業した。2024年5月6日にはRER E線が開業した。

駅構造

駅は周辺の道路や建物の地下・低層階部分、ラ・デファンスの前庭フランス語版と一体化した構造をしている。ラ・デファンス地区自体が傾斜地にある上に全体が人工地盤で覆われているため、どの層を「地上」とみなすかは難しい。ここでは下から順に第1層 - 第6層と表記する。

第1層
東西方向にRER Eのホーム1面2線がある。
第2層
東西方向にRER Aのホーム2面4線がある。
第3層
東西方向にメトロのホームがある。ホームは出発用と到着用が離れた位置にあり、その間にRERホームへの階段・エスカレーターと乗り換え用の改札がある。またメトロの線路の外側は高速道路(オートルート)A14線が通っている。
第4層
各線の改札口および切符売り場がある。メトロとRERは東よりに、SNCFとトラムは西寄りに改札がある。改札口はすべて自動改札となっている。またコンコースの南北は商店が並ぶ地下街のような構造になっており、そのまま両側の建物に続く。
第5層
東よりは道路が通っており、バス乗り場がある。西よりには南北方向にトラムのホーム(1面2線)、その西に隣接してSNCFのホーム(2面4線)がある。コンコースの真上は第3層からの吹き抜けとなっている。
第6層
グランダルシュの前庭。

駅の西側でRER Aの線路とメトロの引き上げ線はグランダルシュの基部を貫いている。またグランダルシュ自体はSNCFの線路を避けるためにラ・デファンスの中心軸(パリの歴史軸)に対して約6度傾いている。

利用状況

2019年のSNCF(トランジリアン)の推計によると、年間乗客数は30,264,172人だった[3].。

駅周辺

駅周辺の様子

駅のすぐ西にグランダルシュ(新凱旋門)がある。北はCnit英語版フランス語版(会議場のほかヒルトンホテルなどが入る)、南はショッピングセンターレ・キャトル・タン英語版フランス語版に接する。

隣の駅

メトロ
1号線
ラ・デファンス=グランダルシュ駅 - エスプラナード・ド・ラ・デファンス駅英語版フランス語版
RER
A線
ナンテール・プレフェクッチュール駅英語版フランス語版 - ラ・デファンス=グランダルシュ駅 - シャルル・ド・ゴール=エトワール駅
E線
ナンテール=ラ・フォリー駅英語版フランス語版 - ラ・デファンス駅 - ヌイイ=ポルト・マイヨ駅英語版フランス語版
トランジリアン
L線
ピュトー駅英語版フランス語版 - ラ・デファンス=グランダルシュ駅 - クールブヴォア駅英語版フランス語版
U線
ピュトー駅英語版フランス語版 - ラ・デファンス=グランダルシュ駅
トラム
2号線
フォーブル・デル・アルシュ駅 - ラ・デファンス=グランダルシュ駅 - ピュトー駅英語版フランス語版

脚注

  1. ^ File:Gare RATP La Défense.JPG
  2. ^ Buffet Froid (1979) - locations”. IMDb. 2004年12月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月18日閲覧。
  3. ^ Fréquentation en gares” (traitement du P [[[:Template:Cf.]] l'onglet des informations]). 2020年11月26日閲覧。.

参考文献

  • Jean Tricoire, Un Siècle de Métro en 14 Lignes: De Bienvenüe à Météor, 第3版, La Vie du Rail, 2004年, ISBN 2-915034-32-X.

関連項目

外部リンク




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