ランカグアとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ランカグアの意味・解説 

ランカグア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/05 07:13 UTC 版)

ランカグア

Rancagua
市及び自治体

紋章
オイギンス州内のランカグアの位置
ランカグア
Location in Chile
南緯34度10分 西経70度45分 / 南緯34.167度 西経70.750度 / -34.167; -70.750座標: 南緯34度10分 西経70度45分 / 南緯34.167度 西経70.750度 / -34.167; -70.750
 チリ
オイギンス州
地区 Cachapoal地区
設立 1743年10月5日
政府
 • 種別 基礎自治体
 • Alcalde Eduardo Soto
面積
 • 合計 260.3 km2
人口
(2022年)[1]
 • 合計 270,112人
等時帯 UTC-4 (CLT)
 • 夏時間 UTC-3 (CLST)
市外局番 56 (country) + 72 (city)
ウェブサイト www.rancagua.cl

ランカグア(Rancagua)は、チリの都市。人口は27万0112人(2022年)。チリ中部に位置し、リベルタドール・ベルナルド・オイギンス州(オイギンス州)の州都である。首都サンティアゴ・デ・チレからは87 km南に位置する。ランカグアの経済鉱業製材観光農業、食品工業、および地域の中心としての商業からなっている。

ランカグアは首都サンティアゴとはパン・アメリカン・ハイウェイ(チリ国道5号)によって結ばれているほか、メトロトレンという近郊電車によってサンティアゴ地下鉄と結ばれている。ランカグアには、オイギンス州で最初に設立された私立大学であるランカグア大学がある。また、ランカグアの東郊40 kmアンデス山脈の麓にあるエル・テニエンテには「世界最大の地下銅山」として知られるエル・テニエンテ銅山がある。エル・テニエンテ銅山はチリの国営銅山企業であるコデルコが所有し採掘をおこなっている。

歴史

ランカグアはチリ中部にいくつかの都市を建設したJosé Antonio Manso de Velascoによって建設された。市の旧名はVilla Santa Cruz de Trianaであった。ランカグアは、チリ独立戦争において1814年に起こったランカグアの戦いによってチリ史に名をとどめている。この戦いではベルナルド・オイギンス率いるチリ独立軍とオソリオ率いるスペイン軍が激突し、チリ軍が敗北してチリは一時スペイン軍に再征服されることとなった。

2002年の国勢調査では、人口は214,344人だった。1992年国勢調査から2002年国勢調査の間に、人口は14.4%(27,020人)増加した[2]

2010年のチリ地震において被害を受け、キューバが27人の医師と9人のスタッフを派遣した[3]

近年、ランカグアはオイギンス州の文化の中心として、また周りに広がるブドウ畑を求めてやってくる観光客の基点として来訪者が増えている。

スポーツ

この町にあるBraden Copperスタジアムは、1962 FIFAワールドカップにおいて4つの会場のうちのひとつとなった。サッカークラブのCDオヒギンスは国内有数の強豪チームである。また、ランカグアではロデオの国内最高の戦いであるナショナル・チャンピオンシップが毎年おこなわれている。

姉妹都市

ギャラリー

脚注

  1. ^ city population”. 2023年5月閲覧。
  2. ^ National Statistics Institute”. 2010年11月29日閲覧。
  3. ^ Morning Star, "", 8 March 2010 (accessed 9 March 2010)

外部リンク



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ランカグア」の関連用語

ランカグアのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ランカグアのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのランカグア (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS