ランカシャー・アンド・ヨークシャー鉄道28形蒸気機関車とは? わかりやすく解説

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ランカシャー・アンド・ヨークシャー鉄道28形蒸気機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/05 16:38 UTC 版)

ランカシャー&ヨークシャー鉄道28形蒸気機関車
52592号機、ソーンヒル(Thornhill)で
基本情報
運用者 ランカシャー・アンド・ヨークシャー鉄道
設計者 ジョージ・ヒューズ
製造所 L&YR, ホーウィッチ工場
製造年 1909年-1912年
主要諸元
軸配置 0-6-0
軌間 1,435 mm
機関車重量 47.2 t
動輪径 1.549 m
シリンダ数 2気筒
シリンダ
(直径×行程)
521 mm × 660 mm
弁装置 ジョイ式[1]
ボイラー圧力 1.24 MPa
燃料 石炭
引張力 121.9 kN
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ランカシャー・アンド・ヨークシャー鉄道28形(Lancashire and Yorkshire Railway Class 28)は、ランカシャー・アンド・ヨークシャー鉄道(L&YR)が導入した蒸気機関車の一形式。L&YR 27形にベルペヤ火室を付け、踏み板と前部砂箱を拡張して改造したものである。大きなシリンダと過熱蒸気発生装置も設置された。動輪直径は5フィート1インチ (1.549 m)。

所有権の変更

1922年に暫定的にロンドン・アンド・ノース・ウェスタン鉄道(LNWR)に、その後1923年にロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道(LMS)に継承、12515 - 12619 の番号が付けられ、3F形の形式が付与された。1936年より廃車が発生し、1948年に残存していた35台がイギリス国鉄に渡り、空き番だった52528 - 52619 の番号が割り振られた[2]

フィクション

ウィルバート・オードリーの絵本「汽車のえほん」とそのテレビシリーズ「きかんしゃトーマス」に登場するジェームスのモデルとなった[3]。オードリーは6つの動輪を持つ2-6-0の車輪配置へと変更して描いた。他に見た目で明らかな相違点として、前部泥除けの上に砂箱がない点が挙げられる[4]

参考文献

  1. ^ Rail UK Steam Loco Class Information”. Railuk.info. 2012年3月26日閲覧。
  2. ^ Ian Allan ABC of British Railways Locomotives, 1948 edition, part 3, page 43
  3. ^ ウィルバート・オードリー; G Awdry (1987). The Island of Sodor: Its People, History and Railways英語版. Kaye & Ward. pp. 129–130. ISBN 0-434-92762-7 
  4. ^ James”. (The real prototype locomotives that inspired the Rev W Awdry). The Real Lives of Thomas the Tank Engine. 27 January 2011閲覧。

外部リンク




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