ラテン・グラミー賞とは? わかりやすく解説

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ラテン・グラミー賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/24 22:38 UTC 版)

ラテン・グラミー賞
受賞対象 ラテン音楽産業において傑出した実績をあげたもの
アメリカ合衆国
主催 ザ・ラテン・レコーディング・アカデミー
初回 2000年
公式サイト http://www.latingrammy.com/

ラテン・グラミー賞(ラテン・グラミーしょう、西:Premios Grammy Latinos)は、アメリカ合衆国で開催されるラテン・ミュージックによるグラミー賞音楽産業において、優れたラテン・ミュージックの作品を創り上げたクリエイターの業績を讃え、業界全体の振興と支援を目的とする賞。1997年にグラミー賞を運営する組織、ザ・レコーディング・アカデミーが、アメリカにおけるヒスパニック人口の増加によるラテン・ミュージックの影響力の増大、ジャンルの多様化に対応するため、新たにザ・ラテン・レコーディング・アカデミーを設立。

この設立により、2000年にグラミー賞の延長として第1回ラテン・グラミー賞が開催された[1]。授賞式は当初CBSで放映されたが、現在はスペイン語系放送局ユニビジョンにより、全世界およそ80カ国に放送されている[2]。ラテン・グラミー賞のトロフィーはグラミー賞のトロフィーと同じ形のグラモフォン。

過去の受賞者には、ジャスティン・ビーバーサンタナリッキー・マーティンクリスティーナ・アギレラウィル・アイ・アムシャキーラネリー・ファータドエンリケ・イグレシアス等、日本でも広く知られているアーティストが名を連ねている。

開催地一覧

出身国別の受賞アーティスト数

Países 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 Total
メキシコ 12 12 9 9 10 9 13 9 9 12 11 8 14 9 10 12 13 14 7 202
ブラジル 6 8 5 8 9 8 2 9 8 9 13 9 5 8 9 8 6 8 9 147
プエルトリコ 5 7 5 5 8 7 9 8 7 8 9 8 11 7 8 7 8 7 2 136
スペイン 8 6 2 7 7 5 6 7 5 4 6 5 6 7 5 6 7 5 6 110
 コロンビア 2 4 5 6 1 5 7 9 8 2 2 7 6 6 4 9 8 8 10 109
アルゼンチン 2 7 7 5 9 5 3 4 2 3 4 4 2 5 7 3 4 2 4 82
 キューバ 7 4 4 4 5 1 4 - 2 1 2 2 3 5 5 3 - 1 1 54
ベネズエラ - - 2 2 - 2 - 3 1 2 4 2 2 5 5 3 2 2 3 40
ドミニカ共和国 4 1 - 1 2 2 1 6 - - 3 - 3 1 - - - - 2 26
ウルグアイ - - - - 1 - - 1 - - - 1 2 2 2 - - - 3 12
パナマ - - - 1 - - - 1 2 1 1 1 - - 1 1 - 2 - 11
 チリ - - - - - - - 1 - - - 1 1 - - - - 1 - 4
グアテマラ - - - - - - 1 - - - - - - 1 - 1 - - 1 4
イタリア - - - - - 1 - 1 - 1 - - - - - - - - 1 4
ペルー - - - - 1 - - - - - 1 - - - - - - 1 - 3
ニカラグア - - - - - - - - - - - - 1 - - - 1 - - 2
カナダ - - - - - - - - - - 2 - - - - - - - - 2
フランス - - - - 1 - - 1 - - - - - - - - - - - 2
エクアドル - - - - - - - - - 1 - 1 - - - - - - - 2
コスタリカ - - - - - - - - - - - - - - 1 - - - - 1
アメリカ合衆国 - - - - - - - - - - - - - - - 1 - - - 1

日本におけるラテン・グラミー賞

  • 2010年、第11回ラテン・グラミー賞において、フアン・ルイス・ゲラのシングル、Bachata en Fukuoka("福岡でバチャータを"の意味)が最優秀トロピカル・ソング部門にて受賞[3]。この曲は本人がコンサートで福岡を訪れたときの経験をもとに作曲された。曲中に「コンニチハ」「アリガトウゴザイマス」といった言葉が歌われている。
  • 2013年ドラコ・ロサのアルバム"VIDA"を手掛けた日本人のレコーディング・エンジニアSadaharu Yagiが、第14回ラテン・グラミー賞の年間最優秀アルバム部門で、日本人初の受賞を果たしている。[4][5]。また、Sadaharu Yagiは本家の第56回グラミー賞も受賞している。

脚注

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