ラッパと娘とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ラッパと娘の意味・解説 

ラッパと娘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/06 07:31 UTC 版)

「ラッパと娘」
笠置シヅ子シングル
B面 今宵は永遠に - 鈴木芳枝
リリース
規格 SP盤
ジャンル 歌謡曲
スウィング・ジャズ
レーベル 日本コロムビア
作詞・作曲 服部良一
試聴
「ラッパと娘」
(歌)笠置シヅ子 - 日本コロムビア提供のYouTubeアートトラック
テンプレートを表示

ラッパと娘」(ラッパとむすめ)は、服部良一作詞作曲による日本ポピュラー音楽歌謡曲)。1939年松竹楽劇団(SGD)帝国劇場公演に服部が笠置シヅ子[注釈 1]のために書き下ろしたショーナンバーで、同年12月にシングルレコード(30476-A)が発売された[1]

解説

日本コロムビアから発売された、笠置シヅ子の正式なデビュー曲。また、名コンビでもある服部良一から提供を受けた最初の作品。1939年、男女混成のレビュー劇団である松竹楽劇団(少女歌劇松竹歌劇団とは別団体)の帝国劇場公演中、笠置のために服部が書き下ろした。1939年7月13日から31日まで、帝国劇場での公演内で発表された。その後、同公演中にコロムビアの専属歌手となった笠置が入社第一回作品として、吹き込みを行った[2]

服部の抜群のセンスと、笠置の卓越した歌唱力がマッチした傑作といえる。直立不動の歌唱、躍動感に乏しい楽曲が当たり前だった時代に、本楽曲のようなスキャットやシャウトを駆使した笠置の歌声は観客らを魅了した、と伝えられている。

カバー

リバイバル

「ラッパと娘」
福来スズ子趣里シングル
初出アルバム『福来スズ子 傑作集』
リリース
規格 配信シングル
ジャンル J-POP
スウィング・ジャズ
レーベル 日本コロムビア
作詞・作曲 服部良一/編曲服部隆之
オフィシャルオーディオ
ラッパと娘」(福来スズ子(趣里))
YouTube - 日本コロムビア公式
笠置シヅ子とブギウギの時代
テンプレートを表示

2023年NHK連続テレビ小説『ブギウギ』で、笠置がモデルとされるヒロインの福来スズ子趣里)が劇中で歌唱・放映されたことで話題となり、YouTubeのNHK公式チャンネルで公開されたフルバージョンの動画[3]は、1ヶ月余りで385万回再生を記録。一時は“急上昇動画”としてピックアップされた。同年12月13日、日本コロムビアは本楽曲と同様にYouTubeやSNS等で反響を呼んだ劇中歌を集めたミニ・アルバムCD『福来スズ子 傑作集』を“福来スズ子(趣里)”名義で発売し、アルバム発売に先立ち11月11日には本楽曲のシングルカット盤を配信限定で先行発売した[4][5]

脚注

注釈

  1. ^ 発表当時は「笠置シズ子」。後年、「笠置シヅ子」と改め活動した。

出典

  1. ^ 笠置シヅ子とブギウギの時代 特設ホームページ | 日本コロムビア”. columbia.jp. 2024年2月21日閲覧。
  2. ^ ラッパと娘〜スウィングの女王・笠置シヅ子|オトナの歌謡曲|通販生活
  3. ^ (日本語) [ブギウギ『ラッパと娘』フルバージョン オンステージ | 朝ドラ | 連続テレビ小説 | NHK], https://www.youtube.com/watch?v=PlAopAZOKik 2024年1月27日閲覧。 
  4. ^ Inc, Natasha. “NHK連続テレビ小説「ブギウギ」劇中歌を集めた「福来スズ子 傑作集」発売”. 音楽ナタリー. 2023年12月18日閲覧。
  5. ^ 連続テレビ小説「ブギウギ」ヒロイン・福来スズ子(趣里)が歌う、劇中歌を集めたミニアルバムが12/13発売決定! 収録曲から笠置シヅ子のデビュー曲「ラッパと娘」が本日先行配信スタート! | 福来スズ子(趣里) | 日本コロムビアオフィシャルサイト”. 日本コロムビア公式サイト. 2023年12月18日閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  ラッパと娘のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ラッパと娘」の関連用語

ラッパと娘のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ラッパと娘のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのラッパと娘 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS