ラコタ族のラブフルート伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/28 02:13 UTC 版)
「ネイティブアメリカンフルート」の記事における「ラコタ族のラブフルート伝説」の解説
勇敢な狩人でありながら、好きな娘に想いを伝えることのできない内気な青年がいた。狩りの途中で森の中で野宿した晩、夢の中にキツツキが現れてこう言った。「お前が恋に悩むことを知っている。我々精霊が作る笛をお前にやろう。」青年が目を覚ますと夢の中のキツツキが目の前にいて、ゆっくりと飛び立った。青年がついて行くと、やがて大きな杉の木にたどり着く。キツツキはくちばしで枝に穴を開け、やがてそれがフルートになった。こうして手に入れたフルートで青年は娘に求愛をすることができ、娘は求愛を受け入れた。フルートの先端にキツツキの顔を彫刻することがあるのはこのためである。 現存する最も古いネイティブアメリカンフルートは、1823年にイタリアの探検家 Giacomo Costantino Beltrami によって、ミシシッピ川の源流付近で収集されたものである。現在、この楽器はイタリア・ベルガモの自然歴史博物館に収められている。
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