ヨーロッパ教区とは? わかりやすく解説

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ヨーロッパ教区

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/04 17:50 UTC 版)

ヨーロッパ教区のロゴ
ヨーロッパ教区の紋章
ジブラルタル聖三一大聖堂
モスクワの聖アンデレ教会

ヨーロッパ教区 (ヨーロッパきょうく、英語: Diocese in Europe)は、ヨーロッパ大陸にある聖公会教会・集会が所属する教区で、イングランド教会カンタベリー管区の管轄下にあり、教区本部はジブラルタルイギリスの海外領土)の聖三一大聖堂にある。

概要

イングランド教会教会集会宗教改革以前からヨーロッパ大陸にも作られていて、1633年にはロンドン主教の下になっていた。パリに本部を置くなどの経過を経て、1842年にはジブラルタル教区(Diocese of Gibraltar)が設立され、西のポルトガルから東のカスピ海までをカバーし、具体的にはリスボンオポルトジブラルタルマラガマルセイユニースチュニスルッカレグホンフィレンツェローマパレルモトリエステバレッタメッシーナナポリコルフザキントスアテネシロススマーナコンスタンティノープルであった[1]

1926年にはヨーロッパ北部の集会は「北部・中部教区」になったが、これも1980年代にはヨーロッパ教区にまとまった。こうして、「ヨーロッパのジブラルタル教区」(Diocese of Gibraltar in Europe)という名称が使われるようになり、通称はヨーロッパ教区と呼んでいる。

大執事区

広い地域を、現在は7つの大執事区(archdeaconry)に分けて管轄している。

  • 東方大執事区
(ロシア:モスクワの聖アンデレ教会とサンクトペテルブルクのスエーデン・ルーテル福音教会にある集会など[2][3]、ウクライナ:キーウのドイツ・ルーテル福音教会にある集会[4]、東欧諸国、もとのソ連邦諸国、モンゴルの教会および集会)
  • ドイツ・北欧州大執事区
  • フランス大執事区
  • ジブラルタル大執事区
(アンドラ、モロッコ、ポルトガル、スペイン)
  • イタリア・マルタ大執事区
  • 北西欧州大執事区
(ベルギー、ルクセンブルク、オランダ)
  • スイス大執事区

教会・集会と担当司祭一覧

参照項目

脚注

外部リンク




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