ヤマトシビレエイとは? わかりやすく解説

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ヤマトシビレエイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/05 14:49 UTC 版)

ヤマトシビレエイ
保全状況評価[1]
DATA DEFICIENT
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
: 軟骨魚綱 Chondrichthyes
亜綱 : 板鰓亜綱 Elasmobranchii
: シビレエイ目 Torpediniformes
: ヤマトシビレエイ科 Torpedinidae
: ヤマトシビレエイ属 Torpedo
: ヤマトシビレエイ T. tokionis
学名
Torpedo tokionis
(Tanaka, 1908)
シノニム

Tetronarcine tokionis Tanaka, 1908

和名
ヤマトシビレエイ大和痺鱝
英名
Trapezoid torpedo

ヤマトシビレエイ(大和痺鱝)、学名 Torpedo tokionis は、シビレエイ目エイの一種。

分布

東北地方以南の太平洋沿岸から東シナ海にかけての、大陸棚から深海1,000メートル付近に棲息する[2]

形態・生態

濃いピンク色で目立った模様はない。背びれが2つあることから、他のシビレエイと見分けることができる[2]。頭と胸鰭の間に発電器官があり[3]、100ボルト以下程度の発電能力がある[2]

おそらく無胎盤性胎生と考えられる。雄は67.5センチメートル、雌はそれより大きいサイズで性成熟する。最大で113.6センチメートル、出生時は20センチメートル以下である[1]

人との関連

底引き網、刺し網によって混獲される。台湾の市場では時折見られるが価値は低く、捨てられるか魚粉に加工される[1]

比較的深い水域にいるため、生きたままの捕獲、飼育は難しいが、2016年には沼津港深海水族館で飼育されていた[4]

脚注

  1. ^ a b c Haas, D.L., Ebert, D.A., Nakaya, K., Tanaka, S. & Orlov, A. (2009). "Torpedo tokionis". IUCN Red List of Threatened Species. Version 2012.2. International Union for Conservation of Nature.
  2. ^ a b c 生物情報 日本産シビレエイ最大級!「ヤマトシビレエイ」新江ノ島水族館(Googleキャッシュ、2013年5月19日閲覧)
  3. ^ Torpedo tokionis (ヤマトシビレエイ)[リンク切れ]水生生物情報データベース(水産総合研究センター[リンク切れ]
  4. ^ 予備水槽のヤマトシビレエイが本日デビュー❗まだ子どもです沼津港深海水族館Twitterより

外部リンク

Froese, Rainer and Pauly, Daniel, eds. (2006). "Torpedo tokionis" in FishBase. April 2006 version.




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