モ6261形への改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/20 09:03 UTC 版)
「参宮急行電鉄デニ2000形電車」の記事における「モ6261形への改造」の解説
本形式は戦時中、モニ6251・モニ6255の2両が被災して焼失、使用不能の状態で敗戦の日を迎えた。 戦後、これら2両は復旧もままならず放置されていた。だが、当時の名古屋線においては、乗客数激増で車両不足が深刻となり、しかも運輸省から打診された国鉄モハ63形の割り当ても諏訪付近の善光寺カーブと呼ばれる半径100mの急曲線のために入線不能で辞退せねばならない状況であった。そのため、1947年にこれら2両の被災車の車籍・台枠などを利用し、名古屋の日本車輌製造本店でモ6261形モ6261・モ6262として戦前設計のモ6311形を19m級に引き延ばして3扉ロングシートとした車体を新造して復旧、同一仕様の車体で新製された制御車のク6321形ク6321 - ク6325と共に名古屋線向けとしては戦後初の新車として竣工した。 これらは収容力の大きな19m車であったことから、以後名古屋線でラッシュ時の主力車として重用されている。 これら2両の以後の変遷についてはク6321形を参照のこと。
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