モーゼル ニュー・パラベラム・ターゲット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 14:46 UTC 版)
「ルガーP08」の記事における「モーゼル ニュー・パラベラム・ターゲット」の解説
第二次大戦後に発売された、モーゼル社製のルガーP08復刻版。スイスのSIGはDWMからのライセンスにより、スイス軍向けにM06/29としてルガー・ピストルを生産していたが、設計が旧式化したことから代替としてフランスSACM社の「ペッターM1935」自動拳銃を技術導入・改良、1949年にP49としてスイス軍に制式採用された(市販モデルはSIG・P210と呼ばれる)。P49採用で不要となったルガー・ピストル生産ツールはその後もSIGに保管しており、1960年代後期に至ってルガーの人気の高さに目を付けたモーゼル社が、SIGの生産設備を入手、マニア向けの生産を再開した。「ルガー」の名はアメリカの銃器商・ストーガー社が商標取得していたため、これを避けて別称の「パラベラム」として販売されている。当初スイス軍向けモデルに見られたグリップ形状のストレート化改変を踏襲していたが、その後グリップ形状は下端に突起のある本来の形状に変更された。オリジナルのものより銃身が太くなっている。
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