モンゴル帝国での活動と宣教
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/11 10:31 UTC 版)
「フランシスコ会」の記事における「モンゴル帝国での活動と宣教」の解説
フランシスコ会の成立した13世紀は、イベリア半島ではレコンキスタ、中東・地中海地域では十字軍のさなかにあったが、ユーラシア大陸ではモンゴル帝国が広大な版図を築いた世紀でもあった。ローマ・カトリック教会は、イスラーム勢力を挟撃するためにもモンゴルと和親を結ぼうとして、プラノ・カルピニ、ウィリアム・ルブルック、ジョヴァンニ・ダ・モンテコルヴィーノ、ジョヴァンニ・デ・マリニョーリを相次いでモンゴルに派遣したが、かれらはいずれもフランシスコ会の会員であった。特にモンテコルヴィーノは約30年間中国(元朝)に滞在し、大都(いまの北京)に教会を営み、『新約聖書』のモンゴル語訳・中国語訳を著述するなど、単に外交使節としてではなく宗教者としての活動が顕著であった。
※この「モンゴル帝国での活動と宣教」の解説は、「フランシスコ会」の解説の一部です。
「モンゴル帝国での活動と宣教」を含む「フランシスコ会」の記事については、「フランシスコ会」の概要を参照ください。
- モンゴル帝国での活動と宣教のページへのリンク