モチーフ (生物学)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/30 13:34 UTC 版)
生物学におけるモチーフ(仏: motif)とは、規則正しく繰り返される幾何学的な装飾模様の単位、またはその組み合わせである。
モチーフ(仏: motif)とは、動機、理由、主題を意味するフランス語の音訳であり、生地のモチーフという意味から模様という意味がうまれ、生物学的な模様構造の意味でも用いられている。繰り返し単位、または、特徴が共通して見られる単位であり、配列であったりする。
構造生物学におけるモチーフ
タンパク質の構造モチーフは、二次構造の規則的な幾何学的空間配置(超二次構造)であったり、 機能的、構造的にひとまとまりであるドメインであったりする。
- グリークキー
- βαβモチーフ
- ヘリックスターンヘリックス
- ヘリックスループヘリックス(→EFハンド)
- ジンクフィンガー
- ロイシンジッパー
- βヘアピン、折り返しβ構造
- α構造、β構造、α/β構造、オープンα/β構造(~ドメイン構造という言い方もある)
- βバレル構造、TIMバレル
- アップ・ダウン・バレル(アップ・ダウン・βシート)
- ゼリーロール・バレル(またはモチーフ)(スイスロールとも)
- スーパー・バレル
- (モノ)ヌクレオチド結合モチーフ(ロスマンフォールド)
- グロビンフォールド
参考文献
- Carl Branden, John Tooze 『タンパク質の構造入門』第2版、 東京:ニュートンプレス、2000年、ISBN 4315515604:模式図とトポロジー図を用いた、モチーフについての丁寧な解説。
関連項目
「モチーフ (生物学)」の例文・使い方・用例・文例
- 彼が桜の花をモチーフにした
- 何がその絵のモチーフなのか議論されている。
- これが彼が求めていたモチーフです。
- 花をモチーフにした彼の新しい作品
- パラディアンモチーフとして知られるよく模倣されたアーチと柱の構成
- 花のモチーフから成るスカンジナビア様式に彫られたあるいは塗装された装飾(家具、壁または食器のように)
- 伝統的なテーマ、モチーフまたは文学的慣習
- この期間中,毎日午後に行われるパレードは,特別な記念の風船をモチーフとしている。
- 東京都内の京(けい)王(おう)プラザホテル2か所で先日,ハローキティのモチーフで飾られた特別室が利用可能になった。
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