メリュジーヌ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/06 05:19 UTC 版)
メリュジーヌ(別名:メリュジーナ、仏: Melusine)は、フランスの伝承に登場する水の精霊で、一種の異類婚姻譚の主人公。上半身は中世の衣装をまとった美女の姿だが、下半身は蛇の姿で、背中にはドラゴンの翼が付いている事から竜の妖精でもあるとも言われている[1]。マーメイドの伝承とも結び付けられて考えられることもある。
注釈
- ^ ジャン・ダラスは、ジャン・ド・ベリー公の元で司書および製本職人として働いていた[3]。
- ^ クルドレッド(クードレット)は、リュジニャン家の当主ジャン2世の元で司祭を務めていた[3]。
- ^ 松平の説明によれば、妖精のモルガンの妹・プリジーヌ(アーサー王とは父親の異なる兄妹の関係となる)の子で、のアルバニア王エリナスとの間に生まれた姫[2]。
- ^ 異説では母親を陥れようとした[要出典]。
- ^ 別のヴァリアントでは、メリュジーヌはもともと泉を掌る妖精とアールバニーの領主の間に生まれた姫君であった。人間の男の愛を得れば呪いが解けると聞かされて、メリュジーヌは領主に近づいたのであった。
- ^ 神話類型として、見るなのタブーが見受けられる[3]。
- ^ Mélusine(メリュジーヌ)の名は、Mère(母)とLusignan(リュジニャン)の合成語だと考えられている[3]。
出典
- 1 メリュジーヌとは
- 2 メリュジーヌの概要
- 3 象徴
- 4 脚注
- 5 関連項目
- 6 外部リンク
- メルジーヌのページへのリンク