メルキゼデクとアブラハム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 06:14 UTC 版)
「メルキゼデク」の記事における「メルキゼデクとアブラハム」の解説
『創世記』によれば、アブラハムがエラムの王と盟友による連合軍との戦いに勝利し、ソドムの捕虜と財産、さらには甥のロトを救出して帰還した際、彼を祝福するためにメルキゼデクはパンとぶどう酒を持って現れる。 「天地の造り主、いと高き神にアブラハムは祝福されますように。敵をあなたの手に渡されたいと高き神がたたえられますように。」 — 『創世記』 14:19~14:20、新共同訳 この記述は、アブラハムの子孫にはカナンの相続権が確約されているとする伝統的な教義の下地になっている。だが、この経緯にまつわる一連の描写から読み取れることは、アブラハムとメルキゼデクが互いに敬意をもって接していたこと、両者の宗教的な信条(至高の神に対する信仰)が一致していたことくらいであろう[誰によって?]。それどころか、アブラハムの神とメルキゼデクの神それぞれの様式の微妙な相違を双方ともが認識していたとも受け取れるのである[誰によって?]。
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