メアリ・シェリーとは? わかりやすく解説

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シェリー【Shelley】

読み方:しぇりー

[一]Percy Bysshe 〜)[1792〜1822]英国詩人ロマン派代表者。自由の精神理想美をたたえた叙情詩書いた。作「雲雀(ひばり)に寄す」「プロメテウス解縛(かいばく)」「西風の賦」など。

[二]Mary Wollstonecraft 〜)[1797〜1851]英国女流小説家[一]の妻。代表作怪奇小説フランケンシュタイン」。

「シェリー」に似た言葉

メアリー・シェリー

(メアリ・シェリー から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/16 08:09 UTC 版)

メアリー・シェリーの肖像画(1840年、リチャード・ロスウェル画、ナショナル・ポートレート・ギャラリー蔵)

メアリー・ウルストンクラフト・ゴドウィン・シェリー(Mary Wollstonecraft Godwin Shelley、1797年8月30日 - 1851年2月1日)は、イギリス小説家ゴシック小説フランケンシュタイン』で知られる。ロマン派詩人パーシー・ビッシュ・シェリーの妻。

人物

ゴシック小説フランケンシュタイン』で名を残した。同作品によってメアリーはブライアン・オールディス他多くの作家・文芸評論家らにより、SFの先駆者、あるいは創始者と呼ばれた。

母親はフェミニズムの創始者、あるいは先駆者とも呼ばれるメアリー・ウルストンクラフト、父親は無神論者でアナキズムの先駆者であるウィリアム・ゴドウィン。 夫は詩人のパーシー・シェリー。日本では単にシェリー夫人と呼ばれることもあった

年譜

  • 1756年 父・ウィリアム・ゴドウィン誕生。
  • 1759年 母・メアリ・ウルストンクラフト誕生。
  • 1789年 フランス革命
  • 1792年 夫となるパーシー・ビッシュ・シェリー誕生。
  • 1797年 ゴドウィンとウルストンクラフトが結婚。
    • 8月30日 ロンドンでメアリーが生まれ、メアリー・ウルストンクラフト・ゴドウィンと名付けられる。
    • 9月10日 母・ウルストンクラフト、産褥熱で死去。
  • 1801年 父・ゴドウィン、メアリー・ジェーン・クレモントと再婚。
  • 1813年ごろ パーシー・シェリーと出会う。
  • 1814年 シェリーとの恋愛に父が激怒。メアリーは大陸へ駆け落ち。帰国。
  • 1815年 第一子(長女)が生まれるが、生後間もなく死去。
  • 1816年1月24日 第二子(長男)ウィリアム誕生。
    • 5月 バイロンに誘われ、レマン湖畔で過ごす。バイロンの提案(ディオダティ荘の怪奇談義)をきっかけに小説『フランケンシュタイン』の着想を得、執筆に取りかかる。
    • 9月 イギリスに帰国。
    • 12月 シェリーの妻が自殺したため、メアリーはシェリーと結婚。
  • 1817年5月 『フランケンシュタイン』脱稿。
    • 9月2日 第三子(次女)クレアラ誕生。
  • 1818年1月1日 『フランケンシュタイン』初版をロンドンの小出版社 Harding, Mavor & Jones から匿名で出版。
  • 1818年3月11日 『フランケンシュタイン』初版に夫シェリーの序文を付けて再度匿名で出版。この日、子どもを連れてイタリアへ。
    • 9月24日 次女クレアラが赤痢のため死去。
  • 1819年6月7日 長男ウィリアムがマラリアのため死去。
    • 11月12日 第四子(次男)パーシー・フローレンス誕生。
  • 1822年7月8日 夫・パーシーがイタリア、スペツィア湾で暴風雨によるヨット沈没で死去。
  • 1823年2月 『フランケンシュタイン』第2版を出版。
    • 8月 帰国。
  • 1824年4月19日 ギリシャ独立戦争でバイロンが病死。
  • 1826年 『最後の人間』(The Last Man)出版。
  • 1831年 『フランケンシュタイン』第3版(改訂版)を出版。
  • 1851年2月1日 メアリー死去。享年53歳。

邦訳

メアリー・シェリーの登場する映像作品

関連文献

関連項目

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