ミップマッピング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/24 02:21 UTC 版)
「テクスチャフィルタリング」の記事における「ミップマッピング」の解説
詳細は「ミップマップ」を参照 ミップマップはテクスチャ縮小時に必要なフィルタリング処理を省くのに使われる標準的な技法である。テクスチャ拡大時には、任意のピクセルに対応するのに必要なテクセルは常に4つないしそれ以下である。しかし縮小時には、テクスチャマッピングされるポリゴンが非常に遠くの位置に移動してしまって、テクスチャ全体が一つのピクセルにまで縮小してしまうことがある。この時、テクセルは全て読み込む必要があり、その一つのピクセルの色を正しく決めるために、そのテクセルの値を使って計算しなければならない。これは計算コストが高くて手が出ない。ミップマッピングはテクスチャにフィルタを前もってかけて置き、それをより小さなサイズのテクスチャに格納することで、この問題を避けている。テクスチャマッピングされた面がより遠くに移動したなら、適用されるテクスチャは前もってフィルタリングされたより小さなサイズに切り替えられる。ミップマップの複数の異なるサイズはレベルとして参照され、レベル0が最も大きく(視点からもっとも近い場合に用いられる)、距離が離れるほど大きなレベルのものが使われる。
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