マーティン・バナールとは? わかりやすく解説

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マーティン・バナール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/03 09:17 UTC 版)

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マーティン・バナール(Martin Bernal, 1937年3月10日 - 2013年6月9日)は、イギリス出身の歴史学者コーネル大学名誉教授。

ロンドン生まれ。ロンドン大学教授、コーネル大学政治学部教授を務める。物理学者であるジョン・デスモンド・バナールは父である。

当初中国政治史を専攻していたが、エジプト学の権威である祖父のアラン・ガーディナーにインスピレーションを受けてオリエントを研究するようになり、ギリシャ語ヘブライ語フェニキア語といったアフロ・アジア語族の間にかなりの共通点があったことから刊行させた1987年の『黒いアテナ』が歴史学考古学を超えて、西洋的知のあり方に及ぶ論争が起こった。

著書

  • Chinese Socialism to 1907, (Cornell University Press, 1976).
  • Black Athena: The Afroasiatic Roots of Classical Civilization, vol. 1: the Fabrication of Ancient Greece, 1785-1985, (Rutgers University Press, 1987).
片岡幸彦監訳『ブラック・アテナ――古代ギリシア文明のアフロ・アジア的ルーツ(1)古代ギリシアの捏造1785-1985』、新評論, 2007年
  • Black Athena: The Afroasiatic Roots of Classical Civilization, vol. 2: the Archaeological and Documentary Evidence, (Rutgers University Press, 1991).
金井和子訳『黒いアテナ――古典文明のアフロ・アジア的ルーツ(2)考古学と文書にみる証拠(上・下)』、藤原書店, 2004年-2005年
  • Black Athena Writes Back: Martin Bernal Responds to his Critics, edited by David Chioni Moore, (Duke University Press, 2001).
金井和子訳『『黒いアテナ』批判に答える(上)』藤原書店、2012年、金井和子訳『『黒いアテナ』批判に答える(下)』藤原書店、2012年


  • Black Athena: The Afroasiatic Roots of Classical Civilization, vol. 3: the linguistic evidence, Rutgers University Press, 2006.

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