マリン・クロノメーターと懐中時計
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 05:05 UTC 版)
「ユリスナルダン」の記事における「マリン・クロノメーターと懐中時計」の解説
特に船舶用クロノメーターの分野でほぼ独占状態になるほど成功し、50カ国の海軍に納入された。日本海軍にも多数が納入されており、今日では戦艦三笠に搭載されていたクロノメーター(1918年製造)を横須賀市の記念艦「三笠」にて見ることができる。このクロノメーターは、輸入代理店となっている銀座天賞堂の依頼により2004年から2005年にかけて復元修理された。 懐中時計の分野でも超高級時計として非常に高い地位を得、1908年に明治天皇と嘉仁皇太子(後の大正天皇)が懐中時計を3個購入した記録が残っている。また1930年にセイコーが超高級時計「セイコーシャ・ナルダン型」を生産する際ユリスナルダンの製品をほぼコピーしている。 しかし腕時計への移行が遅れ、さらにはクォーツショックにより苦境に陥った。
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