マスキー法

大車林

マスキー法

英語 Muskie Act

アメリカにおける排出ガス規制に関する法律で、1970年に上院議員のマスキー氏の規制強化案を取り入れ改訂された連邦法をいう。連邦法はClean Air Actと呼ばれ1963年に制定された。その後、モータリゼーションの進展に伴う光化学スモッグの発生などの大気汚染を防止するため、一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物の排出ガス基準をそれまでの10分の1に強化すべく70年に改訂された。マスキー法と呼ばれている70年の改訂連邦法は、その後の日欧における排出ガス規制強化のモデルとなり、日本においては75年から78年にかけてのガソリン、LPG乗用車に対する排出ガス規制強化に大きく影響を与えた。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。