マクベス (1908年の映画)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/13 16:10 UTC 版)
マクベス | |
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Macbeth | |
監督 | J・スチュアート・ブラックトン |
脚本 | 不明 |
原作 | ウィリアム・シェイクスピア |
出演者 |
ウィリアム・V・レイナス ポール・パンザー |
製作会社 | ヴァイタグラフ・カンパニー・オヴ・アメリカ |
配給 |
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公開 |
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上映時間 | 約10分(1巻、835フィート) |
製作国 |
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言語 | 英語 |
『マクベス』(英語: Macbeth, 「マクベス」主人公の名)は、1908年(明治41年)製作・公開、ヴァイタグラフ・カンパニー・オヴ・アメリカ(ヴァイタグラフ・スタジオ)製作・配給によるアメリカ合衆国のサイレント映画、短篇映画である[1]。
略歴・概要
ヴァイタグラフ・カンパニー・オヴ・アメリカが当時量産していた短篇映画の1作であり、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲『マクベス』(1606年ごろ)の最初の映画化作品であるとされる[2]。アメリカ合衆国では、同年4月19日に公開された[1]。
日本では、日活の前身の1社である横田商会が配給し、1910年(明治43年)5月15日、東京・浅草公園六区の富士館を皮切りに公開された[3]。同時上映は、入船辰三郎一座を主演に同社が製作した『医師と武士の交際』である[4]。
現在、本作の原版・上映用プリント等は散逸し現存しないとみなされている[5]。
スタッフ・作品データ
- 監督 : J・スチュアート・ブラックトン
- 原作 : ウィリアム・シェイクスピア
- 美術 : フランク・ベンソン
- 上映時間(巻数、フィート数) : 約10分(1巻もの、835フィート)[5]
- フォーマット : 白黒映画(彩色)[5] - スタンダードサイズ(1.37:1) - サイレント映画
- 日本初回興行 : 浅草・富士館 [3]
キャスト
- クレジット順
- ウィリアム・V・レイナス (William V. Ranous) - マクベス
- ポール・パンザー (Paul Panzer) - マクダフ (Macduff)
- チャールズ・ケント (Charles Kent) - ダンカン1世
- アルファベット順
- ルイーズ・カーヴァー (Louise Carver) - マクベス夫人 (Lady Macbeth)
- エドゥアール・ド・マックス (Édouard de Max)
- フローレンス・ローレンス - 宴会の客
- フローレンス・ターナー (Florence Turner) - 宴会の客
関連事項
- 1910年の日本公開映画
- ヴァイタグラフ・スタジオ (en:Vitagraph Studios)
- フランク・ベンソン (俳優) (en:Frank Benson (actor))
- J・スチュアート・ブラックトン (en:J. Stuart Blackton)
註
- ^ a b Macbeth, Internet Movie Database (英語), 2010年7月26日閲覧。
- ^ William Shakespeare - IMDb(英語), 2010年7月26日閲覧。
- ^ a b 『日本映画発達史 I 活動写真時代』 、田中純一郎、中公文庫、1975年12月10日 ISBN 4122002850, p.190.
- ^ 医師と武士の交際、日本映画データベース、2010年7月26日閲覧。
- ^ a b c Macbeth, silentera.com (英語), 2010年7月26日閲覧。
外部リンク
「マクベス (1908年の映画)」の例文・使い方・用例・文例
- マクベス夫人
- その俳優はマクベスの役を大変うまく演じた
- 私たちは来月までに次の2作品,『ハムレット』と『マクベス』を読まなければならない
- 「マクベス」はシェークスピアの有名な悲劇の1つです
- 私は「マクベス」を翻訳で読んだ
- 彼はマクベスの役を非常にうまく演じる。
- マクベスは敵を襲撃するために軍隊を召集した。
- シェイクスピアのマクベスは悲劇である。
- 彼がマクベスに扮(ふん)すると番組に出ていた.
- 彼はマクベスの役を好演した.
- 劇[場面, マクベス]を演ずる.
- 彼女は(マクベス夫人という)いくぶん不適な役に当てられた.
- 我々は学生会館で「マクベス」を上演した.
- 「マクベス」を上演する予定である.
- 「マクベス」はシェイクスピア作の有名な悲劇である.
- 彼はマクベスの代役のけいこをした.
- 彼女は『マクベス』を開き, バンクオの亡霊に悩まされたマクベスが 3 人の魔女に相談するくだりを読んだ.
- マクベス夫人を演じたがっていますが、その役には、彼女は若過ぎる
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