マオリ族の神話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 18:09 UTC 版)
マオリ族の神話ではヒネ・ヌイ・テ・ポが夜の女神である。天と地を分離させた森の神タネが、あるときのこと土で女を造り、生命を吹き込んで自分の妻にし、ヒネ・イ・タウ・イラという娘を産ませ、この娘が成長すると今度は彼女を妻にした。だがタネが自分の父親であることを知ると、彼女はその関係を恥じて自殺し、地下の冥府へ行き、偉大な夜の女神ヒネ・ヌイ・テ・ポになった。タネはヒネの死を悲しんで彼女を追い冥府に行き、彼女に一緒に地上に帰るようもとめたが、ヒネはそれを断り、「わたしはこのまま地下にとどまり、タネが地上で養う子孫の人間たちを、暗黒と死へと引き下ろす」と宣言し、死の女神となったという。
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