マイネルエンペラー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/06/29 10:06 UTC 版)
マイネルエンペラーとは、
- 1993年産のサラブレッド競走馬。父シンボリルドルフ、母グリーノアガーデンの血統の牡馬、成績は14戦1勝（地方3戦0勝）、1996年の共同通信杯4歳ステークスで3着に入っている[1]。
- 2020年産のサラブレッド競走馬。本項で記述。
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この記事は現役競走馬を扱っています。
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| マイネルエンペラー | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
2024年オリオンＳ出走時
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| 欧字表記 | Meiner Emperor[2] | |||||
| 品種 | サラブレッド[2] | |||||
| 性別 | 牡[2] | |||||
| 毛色 | 黒鹿毛[2] | |||||
| 生誕 | 2020年3月13日（5歳）[2] | |||||
| 父 | ゴールドシップ[2] | |||||
| 母 | マイネテレジア[2] | |||||
| 母の父 | ロージズインメイ[2] | |||||
| 生国 |  日本（北海道新冠町）[3] |
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| 生産者 | ビッグレッドファーム[2] | |||||
| 馬主 | （株）サラブレッドクラブ・ラフィアン[2] | |||||
| 調教師 | 清水久詞（栗東）[2] | |||||
| 競走成績 | ||||||
| 生涯成績 | 21戦5勝[2] | |||||
| 獲得賞金 | 2億258万2000円[2] （2025年5月4日現在） |
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マイネルエンペラー（欧字名:Meiner Emperor、2020年3月13日 - ）は、日本の競走馬。主な勝ち鞍は2025年の日経賞。
馬名の意味は、冠名＋皇帝[3]。
経歴
2022年10月29日、阪神競馬場5Rの2歳新馬戦で、鞍上和田竜二にてデビュー。直線最内を一気に抜け出し、デビュー戦での初勝利を収めた[4]。
迎えた3歳シーズン、皐月賞トライアルの若葉ステークスは5着[5]、重賞初挑戦となったダービートライアルの青葉賞は7着に敗れ[6]、クラシック出走はかなわなかった。年後半は自己条件で走り、11月26日の3歳以上1勝クラスで2勝目[7]、続く12月17日の尾張特別で3勝目を挙げた[8]。
4歳シーズンは3勝クラスで足踏みが続いたが、年末のオリオンステークスでようやくのシーズン初勝利を挙げ、オープンクラスに昇級した[9]。
5歳シーズンは1月19日の日経新春杯より始動。7番人気とそこまで期待されていなかったが、直線でしぶとく伸びて3着に入った[10]。3月29日の日経賞は3コーナー過ぎでスパートを開始し、最後まで脚色衰えることなく後続の追撃を振り切って念願の重賞初優勝を果たした[11]。
競走成績
以下の内容は、netkeiba.com[12]およびJBISサーチ[13]に基づく。
| 競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離（馬場） | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ （人気） |
着順 | タイム （上り3F） |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬（2着馬） | 馬体重 [kg] |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2022.10.29 | 阪神 | 2歳新馬 | 芝2000m（良） | 11 | 7 | 8 | 4.7（2人） | 1着 | 2:01.9（34.0） | -0.3 | 和田竜二 | 55 | （ペネトレイトゴー） | 454 | |
| 12.10 | 阪神 | エリカ賞 | 1勝 | 芝2000m（良） | 13 | 6 | 9 | 6.4（4人） | 4着 | 2:01.1（35.5） | 0.4 | 泉谷楓真 | 55 | レミージュ | 462 |
| 2023.1.14 | 中京 | 3歳1勝クラス | 芝2200m（重） | 6 | 1 | 1 | 5.1（4人） | 2着 | 2:17.0（35.3） | 0.3 | 和田竜二 | 56 | ショウナンバシット | 456 | |
| 3.18 | 阪神 | 若葉S | L | 芝2000m（稍） | 9 | 1 | 1 | 8.4（3人） | 5着 | 2:03.0（34.3） | 0.3 | 和田竜二 | 56 | ショウナンバシット | 454 |
| 4.29 | 東京 | 青葉賞 | GII | 芝2400m（良） | 15 | 1 | 1 | 66.9（10人） | 7着 | 2:25.0（35.4） | 1.1 | 和田竜二 | 56 | スキルヴィング | 460 |
| 10.14 | 京都 | 3歳上1勝クラス | 芝2400m（良） | 10 | 2 | 2 | 3.2（2人） | 2着 | 2:25.2（33.9） | 0.4 | 岩田望来 | 55 | ケイアイサンデラ | 464 | |
| 11.4 | 京都 | 3歳上1勝クラス | 芝2200m（良） | 11 | 7 | 8 | 4.0（2人） | 4着 | 2:12.5（34.2） | 0.4 | 吉田隼人 | 56 | ジューンアヲニヨシ | 468 | |
| 11.26 | 京都 | 3歳上1勝クラス | 芝2000m（良） | 14 | 3 | 3 | 2.9（1人） | 1着 | 2:00.9（34.5） | -0.1 | 横山武史 | 56 | （ブリタニア） | 472 | |
| 12.17 | 中京 | 尾張特別 | 2勝 | 芝2200m（良） | 9 | 5 | 5 | 3.7（3人） | 1着 | 2:15.1（34.1） | 0.0 | 松岡正海 | 56 | （メイショウゲキリン） | 472 |
| 2024.1.8 | 京都 | 寿S | 3勝 | 芝2000m（良） | 12 | 8 | 12 | 9.0（5人） | 8着 | 2:01.1（35.7） | 0.8 | 松山弘平 | 57 | デビットバローズ | 472 |
| 1.28 | 京都 | 八坂S | 3勝 | 芝2200m（良） | 12 | 3 | 3 | 18.2（8人） | 4着 | 2:13.1（36.1） | 0.4 | 坂井瑠星 | 57 | サスツルギ | 470 |
| 7.7 | 函館 | 五稜郭S | 3勝 | 芝1800m（稍） | 14 | 6 | 9 | 7.8（3人） | 2着 | 1:49.7（35.8） | 0.3 | 横山武史 | 58 | キミノナハマリア | 480 |
| 7.27 | 札幌 | STV賞 | 3勝 | 芝2000m（良） | 14 | 1 | 1 | 4.6（2人） | 6着 | 2:01.1（34.5） | 0.5 | 横山武史 | 57 | フェアエールング | 482 |
| 8.24 | 札幌 | WASJ第2戦 | 3勝 | 芝2000m（良） | 14 | 8 | 13 | 4.9（2人） | 7着 | 2:00.7（37.4） | 0.6 | 武豊 | 58 | シュバルツクーゲル | 488 |
| 9.28 | 中京 | 高山S | 3勝 | 芝2000m（良） | 13 | 4 | 4 | 7.7（4人） | 3着 | 2:00.1（35.2） | 0.2 | A.シュタルケ | 58 | マコトヴェリーキー | 474 |
| 10.20 | 東京 | 甲斐路S | 3勝 | 芝2000m（良） | 8 | 2 | 2 | 15.4（5人） | 2着 | 2:00.8（33.8） | 0.3 | 松岡正海 | 58 | トーセンリョウ | 476 |
| 11.17 | 京都 | 比叡S | 3勝 | 芝2400m（良） | 17 | 5 | 9 | 22.5（7人） | 2着 | 2:24.6（34.8） | 0.1 | 津村明秀 | 57 | ヴェローチェエラ | 478 |
| 12.8 | 京都 | オリオンS | 3勝 | 芝2200m（良） | 12 | 6 | 7 | 4.0（2人） | 1着 | 2:13.8（33.5） | 0.0 | L.デットーリ | 58 | （シェイクユアハート） | 480 |
| 2025.1.19 | 中京 | 日経新春杯 | GII | 芝2200m（良） | 16 | 1 | 1 | 15.0（7人） | 3着 | 2:10.4（36.3） | 0.6 | 幸英明 | 55 | ロードデルレイ | 486 |
| 3.29 | 中山 | 日経賞 | GII | 芝2500m（良） | 15 | 5 | 8 | 7.4（2人） | 1着 | 2:36.1（37.0） | 0.0 | 丹内祐次 | 57 | （チャックネイト） | 488 |
| 5.4 | 京都 | 天皇賞（春） | GI | 芝3200m（良） | 15 | 6 | 11 | 19.7（8人） | 5着 | 3:15.0（36.7） | 1.0 | 丹内祐次 | 58 | ヘデントール | 488 |
- 競走成績は2025年5月4日現在
血統表
| マイネルエンペラーの血統 | （血統表の出典）[§ 1] | |||
| 父系 | サンデーサイレンス系/ヘイロー系 |
[§ 2] | ||
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父
ゴールドシップ 芦毛 2009 |
父の父
ステイゴールド黒鹿毛 1994 |
*サンデーサイレンス | Halo | |
| Wishing Well | ||||
| ゴールデンサッシュ | *ディクタス | |||
| ダイナサッシュ | ||||
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父の母
ポイントフラッグ芦毛 1998 |
メジロマックイーン | メジロティターン | ||
| メジロオーロラ | ||||
| パストラリズム | *プルラリズム | |||
| トクノエイティー | ||||
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母
マイネテレジア 青毛 2007 |
*ロージズインメイ Roses in May アメリカ 青鹿毛 2000 |
Devil His Due | Devil's Bag | |
| Plenty O'Toole | ||||
| Tell a Secret | Speak John | |||
| Secret Retreat | ||||
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母の母
マイネヌーヴェル黒鹿毛 2000 |
*ブライアンズタイム | Roberto | ||
| Kelley's Day | ||||
| *マイネプリテンダー | Zabeel | |||
| Giladah | ||||
| 母系(F-No.) | (FN:6-b) | [§ 3] | ||
| 5代内の近親交配 | Halo 4x5, Hail to Reason 5x5 | [§ 4] | ||
| 出典 | ||||
- 半兄に2021年の新潟記念を制したマイネルファンロン（父ステイゴールド）、全姉に2021年の優駿牝馬を制したユーバーレーベンがいる。
- 叔父に2023年中山大障害・東京ハイジャンプ・2024年阪神スプリングジャンプ勝ち馬のマイネルグロンがいる。
- 祖母マイネヌーヴェルはフラワーカップの勝ち馬、同馬の半弟に中山グランドジャンプ勝ち馬のマイネルネオス、全弟にシリウスステークス勝ち馬のマイネルアワグラス、京成杯・弥生賞勝ち馬のマイネルチャールズがいる。
脚注
- ^ “マイネルエンペラー”. JBISサーチ. 2025年4月5日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m “マイネルエンペラー”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2025年3月30日閲覧。
- ^ a b “マイネルエンペラー｜競走馬情報”. 日本中央競馬会. 2025年3月30日閲覧。
- ^ “【阪神5R新馬戦結果】ユーバーレーベンの弟マイネルエンペラーが最内から抜け出して勝利”. netkeiba.com (2022年10月29日). 2025年3月30日閲覧。
- ^ “【若葉S結果】ショウナンバシットが接戦を制し皐月賞への切符獲得”. netkeiba.com (2023年3月18日). 2025年3月30日閲覧。
- ^ 「【青葉賞】戦い終えて」『スポーツニッポン』2023年4月30日。2025年3月30日閲覧。
- ^ 「清水久詞調教師がJRA通算400勝 「次の1勝を目標にもっと頑張っていきたい」」『スポーツ報知』2023年11月26日。2025年3月30日閲覧。
- ^ “【尾張特別】（中京）姉にＧＩ馬を持つマイネルエンペラーが鋭い脚で差し切り中京開催を締めくくる”. ラジオNIKKEI (2023年12月17日). 2025年3月30日閲覧。
- ^ “【オリオンＳ】（京都）マイネルエンペラーがゴール前の叩き合いを制する”. ラジオNIKKEI (2024年12月8日). 2025年3月30日閲覧。
- ^ 「【日経新春杯】7番人気マイネルエンペラーしぶとく伸び3着 幸英明騎手「先行した中ではよく粘って…」」『スポーツ報知』2025年1月19日。2025年3月30日閲覧。
- ^ 「【日経賞】２番人気マイネルエンペラーが重賞初Ｖ 初コンビ丹内継続騎乗熱望「キリンさんになって待っています」」『デイリースポーツ』2025年3月29日。2025年3月30日閲覧。
- ^ “マイネルエンペラーの競走成績”. netkeiba. ネットドリーマーズ. 2025年3月30日閲覧。
- ^ “マイネルエンペラー 競走成績”. JBISサーチ. 2025年3月30日閲覧。
- ^ a b c “血統情報：5代血統表｜マイネルエンペラー”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2025年3月30日閲覧。
- ^ “マイネルエンペラー - Meiner Emperor - 競走馬データベース”. 競馬ラボ. 2025年4月5日閲覧。
- ^ “マイネルエンペラー (Meiner Emperor)の血統表”. netkeiba. 株式会社ネットドリーマーズ. 2025年3月30日閲覧。
外部リンク
- マイネルエンペラーのページへのリンク
