ポップル錯視(文字列傾斜錯視)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/31 03:26 UTC 版)
「錯視」の記事における「ポップル錯視(文字列傾斜錯視)」の解説
平行に並べた図形の模様を均等に上下にずらすと、図形が傾いて見える錯視。ツェルナー錯視のように並べると顕著になる。ある種の活字体で可視化された文字列にも、この傾向が見られるパターンがあることが知られている。「杏マナー」という文字列を繰り返し並べると、右下がりに見える。北岡明佳がポップル錯視との類似を指摘した。この錯視は、単なるインターネットメディアの話題にとどまらず、国内錯視研究の第一人者でもある北岡のホームページでも「読み人知らず」として採り上げられているほか、新井仁之がこの錯視を『文字列傾斜錯視』と定義して、ウェーブレットを利用してこの現象を起こす文字列を見出したり、錯視現象をキャンセルしたり強化したりするといった論文を発表している。また、「アロマ企画」「コニア画」「科研交付」「下广卞廿十亠卉与本二上旦上二本与卉亠十廿卞广」の文字列でも、この錯視が発生する。
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