ホットシューの登場と接点の追加
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/14 08:54 UTC 版)
「アクセサリーシュー」の記事における「ホットシューの登場と接点の追加」の解説
フラッシュガンによる室内・夜間撮影がプロカメラマンや愛好家に普及し、アクセサリーシューに取り付ける小型のフラッシュガンが登場した。当初アクセサリーシューに接点はなく、発光には別途シンクロケーブルを介してカメラのフラッシュ用接点へ接続するのは一般的であった。小型のクリップオンフラッシュが登場し、一般家庭においても使用されるようになると、シンクロケーブルを接続する手間が厭われるようになり、シンクロ接点を内蔵したホットシューが出現した。 ただし当時のクリップオンフラッシュは光量を調節する機能がまったくないか、フラッシュ自体に調光機能がある(いわゆる外光式オート)ため、ホットシューの接点は1つだけだった。ただし一部のカメラメーカーは、ファインダーにフラッシュの充電完了表示を行うための接点をさらに1つ追加したが、発光に関する機能が追加されたわけではなく、あれば便利といった程度の機能だった。 1975年に発売されたオリンパスOM-2ではTTL自動調光が採用されたが、この調光のためには撮影用レンズを通った光の測光値をカメラからクリップオンフラッシュへ伝える必要があり、ホットシューにさらに接点が追加された。その後、各メーカーともTTL自動調光を備えたカメラを発売したが、接点の形状・位置・配線はメーカーごとに異なり互換性はない。サードパーティー製のフラッシュの一部ではシュー部分を交換して互換性を持たせているものがある。
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